月夜に輝く君の瞳 (ページ5)

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おもしろい子ページ5

教室についた。

クラスの子達が私達に挨拶をする。

貴方「おはよう」ﾆｺｯ

私は、教室の一番後ろの窓際の席だ。

暖かいし景色もいいから結構気に入っている。

北の森からやって来たのであろうウサギが私とルカに紅茶をいれてくれた。

私とルカは、動物フェロモンのアリスを持っているからこういうことがよくある。

今日は、アップルティーだった。

甘酸っぱいリンゴのにおいがする。

貴方「おいしい……ありがとう」

私は、ウサギにお礼をいった。

紅茶を飲みほすと私は、睡魔におそわれた。

強いアリスを使ってフェロモンをあびたからだろう。

ルカ「Aおやすみ」

ルカがすこし笑って私に毛布をかける。

貴方「ルカありがとう……」

教室がうるさくなり私は、目を覚ました。

持ち上げ君が水玉を念力で上にあげていた。

いったいどういう状況なんだろう……？

私がはてなマークを浮かべているとルカが説明してくれた。

どうやら水玉が棗のことを『変態チカン男』呼ばわりしてクラスの皆の反感をかったそうだ。

そして今は、自分のアリスがわからなくて困っているという。

スミレ「やだこの子自分のアリスもわからないの！」

蜜柑「さっきからアリスアリスってそんなにアリスが偉いんか！」

スミレ「偉いわよ！アリスは、生まれながらのエリートその辺の代わりがきく人間とは、違うのよアリスじゃない人間なんてしょせん働きアリと一緒よ！」

私は、こういったたぐいの言葉が大嫌いだ。

だけど、水玉がどうするのかが見たかったから黙っていた。

スミレ「今井さんも大変ね。学園にくるまでこんなのと一緒にいたんだから…」

蜜柑「蛍は、そんなこと思ってないよなぁ」

スミレ「証拠も見せれないんだったらアリスじゃないって認めたも同然よ。学園から出ていきなさい！」

蜜柑「………」

スミレ「ちょっと聞いてるの！？」

蜜柑「ウチはアリスや」

水玉が何を根拠にそんなことをいえるのかが分からなかったが、とても強い瞳だった。

蜜柑「あんたらが人より上なモンがあるとしたらなあ、その腐った根性じゃボケッ！」

おもしろい子だなぁ………

男「てめぇ！」

水玉とクラスの男の子がつかみ合いになった。

私は、ゆっくりと席をたち、男の子の肩をつかんだ。

貴方「やめなよ……」