月夜に輝く君の瞳 (ページ27)

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明日は晴れるページ27

貴方side

今日は、久しぶりに外にもでれたし………

蜜柑のお爺さんとも会えてよかったな…………

私は、大きな木の下にこしかけた。

ザクっ…………

草をかきわけて誰かがこちらにやってくる。

岬「こんなところにいた。

　まったくお前ってやつはいくぞ」

岬が私の腕をひっぱる。

貴方「えー歩きたくない。だっこー！」

岬「ったく…///」

岬は、渋々抱っこして歩いてくれた。

岬の家でお風呂にはいってすぐにベットにはいった。

岬「今日は、どこに行ってたんだ？」

貴方「蜜柑のお爺さんのとこと海見に行った」

岬「そうか………」

怒られるかな？と思ったけど岬は、何も言わなかった。

岬「そういえば、初校長はAの父親が高校長なのしらないんだよな？」

貴方「うん。そうだよ

　それと今日のことが何か関係あるの？」

岬「まぁちょっとな……」

岬の顔は、苦笑いをしていた。

きっと何か隠しているのだろう……

貴方「そんなことより……初校長に脱走ばれてないよね？」

岬「さぁな…ばれてるんじゃないか？」ﾆﾔｯ

貴方「そんなこと言わないでよー！！」

脱走したなんてバレたら今度はどんな目にあうかわからない。

岬「そんなにバレるのが怖いんだったらそもそも脱走しなければいいだろ」

貴方「私だって最初は脱走する気なかったんだよ

　だけど……蜜柑があんな顔するから……

　助けてあげたくて」

岬「…そういう優しいところが皆に人気なんだろうな。

　だけど、Aにだってアリスのタイプがあるんだから気をつけろよ」

貴方「うん…」

アリスのタイプか……

めんどくさいなぁ………

岬「Aは、今まで育ててくれた両親に会いたいか？」

貴方「そういえば、学園に来てから手紙すら送れてないからね

　お父さんとお母さんに会いたいなぁ」

私の目から滴がポツリポツリとおちた

貴方「…っあれ？ゴミでも入ったのかな」

ごしごし目を擦る

岬「…泣きたいときは泣いていいんだぞ

佐倉がお爺さんに会ってるのみて寂しくなったんだろう？」

貴方「…」こくり

貴方「お父さんとお母さんに会いたい……」ｳﾙｯ

岬は、私が泣き止むまでずっと抱き締めてくれた。

岬「明日は晴れるぞ」