心の中の霧 ページ15
貴方「何あれ!?呼んでおいたくせに蜜柑の話をしたら追い出すって……」
あからさまに不機嫌になる貴方
岬「まぁまぁ落ち着け
高校長にだって考えがあるんだろう」
貴方「ふうん……お腹すいた」
岬「その前に初校長室にいかないとそれじゃぁまともに食べられないだろ」
貴方「あ…」
私は、自分の顔に仮面がついていることを忘れていた
貴方「失礼します」
初校長「どうぞ
やぁA仮面を外してほしいのかい?」
貴方「うん」
初校長「こっちにおいで」
初校長が手招きをする、
すると仮面をカチカチいじりながら
初校長「そういえばAは例の転校生と仲がいいみたいだね」
貴方「(何で初校長がいちいちこんなこと聞くのよ……)」
貴方「別に……仲良くない。
鳴海が勝手にパートナーにしたからお世話しなくちゃいけなくなっただけ」
初校長「そうかい……それならよかったよ」
カチッと音をたて仮面が外れた。
初校長「もう罰則を受けることがないように気をつけるんだよ」
貴方「わかったよ。バイバイ」
外に出ると岬が待っていた。
貴方「(本当に蜜柑って何者なんだろう)」
すこし暗い表情で考えている貴方を見た岬は
岬「今から食堂いったらギリギリ間に合うぞ」
貴方「やったー♪」
一気に明るい表情になった。
岬「(Aが単純でよかった…)」
蜜柑「なんたるさっべっつー!!」
食堂の外まで聞こえる蜜柑の叫び声
貴方「あのバカ…」フッ
その叫び声を聞いて頬がゆるむ貴方
貴方「どうしたの?星なしにでもなったの?」
ルカ「…A それが____」
ルカが今までの経緯を話す。
貴方「よっぽど運が悪いんだね。蜜柑って」フッ
ルカ「Aって佐倉を見ているときいつも楽しそうだね」
貴方「え…?」
ルカ「わかるよAのことなら…
何か考えがあってすこし距離をおいてるみたいだけど
俺はいつもAの味方だから」
貴方「ルカ………」
棗「ルカばっかりいいとこ持っていくなよ」
ルカ「棗…!」
棗「ルカだけじゃなくて俺だってAの味方だ。
悩みがあるんだったら相談しろよ」
貴方「二人ともありがとう。」
心の中の霧がスーっとはれていく感じがした。
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作者名:苺のパフェ | 作成日時:2020年10月4日 23時