有栖院（妹）の暗殺事情【サーヴァンプ】【暗殺教室】 (ページ3)

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そして、遂に放課後。

まだ暗殺する人は来ていない。

「どんな人だろうねー！」

隣で茅野さんがはしゃぐ。

「でも、烏間先生の言ったこと気になるな」

潮田さんが呟く。

そう。あのあと烏間先生は

"多少驚くかもしれないが"

と言った。

悶々と考えていると、冷たい風が吹いた。

そういえば薄着だ。

私は茅野さんに一言言って教室に上着を取りに来た。

イスの上に掛けてあった上着をとった瞬間、とてつもなく大きな銃声と爆音が聞こえた。

急いで校庭に戻る。

そこは土煙のカーテンがひいているよう。

全く前が見えない。

「もー、なにー？」

「けほっ」

「目がァァァ！！」

私は足元の近くにうずくまっていた茅野さんに状況を聞く。

「茅野さん、どうしたんですか！？」

「けほっ私にも分からない…

Aちゃんが行ったあと急に…」

ばっと前を見る。

さっきより土煙はおさまった。

向こうに人影が見える。

他の生徒も立ち上がってきている様だ。

もうすっかり土煙のはおさまった。

だが犯人らしき人は見つからない。

「おい！さっさと出てこい！」

寺坂さんが叫ぶ。

「野蛮な人がいて困るなー

ねー？アベルー？」

この声は…

「兄様…？」

「「「「「「はあ！？」」」」」」

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