34話 ページ36
トド松兄さんと言えば、他の兄さんが私に暴力している所を動画で撮ったり写真に残したり……まぁチョロ松兄さんの次に精神的な攻撃をした1人。
実際、ネットには上がっていないけど晒されたら即アウト。何でネットに無いのを知ってるかは、アカウント見たから。
このまま無視すれば既読スルーになるしな。とりあえず、
A:もう一つのアカウント送るから、そっちで友達になるよ
一松:もう一つあるの?
A:うん。壊されても大丈夫な方のスマホだし、予備で作ってるだけだし
と、一旦私は逃げた。ごめん一松兄さん。あとでにぼし送っとく。許して。
『はぁ……。うん、切り替えよう。MIXしよ』
ま「あの、僕にさせてくれませんか?」
まさかの提案が降ってきた。ありがたいよ?面倒なのやらなくて良いし。ありがたいんだけど……
『相川さんのリスナーさんが怒りそう……』
ま「そんくらいで怒るリスナーは僕のリスナーじゃないです!だって松野さんの凄さを分かって無いんですよ!?」
『絶対私に攻撃きますって……』
そ「大丈夫だって。通報すれば」
『こんなこと言うのも何ですが……バカですか!?』
今、私はアンチがいない順風満帆な歌い手ライフを満喫している。それは人気歌い手の人と関わってないからで。
「何でこんな下手な人のMIXしたんですか!?」とか「歌い手やめろ!」とかきたら私の豆腐メンタルは崩壊どころか、ミキサーに入れたようにグッチャグチャになってしまう。
『私は目立たないくらいがちょうど良いんです!』
ま「もったいないですよ!才能あるのに!」
そ「そーだそーだー」
『だーかーらー!!!』
みたいな攻防戦が数十分ぐらい続いた結果、折れたのは
『もう分かりました!分かりましたから!ぜひお願いします!だからスマホ返してください!』
半分脅迫まがいなことをされた私だった。スマホ無かったらいろいろヤバイ。
これで口論が終わったかと思いきや、
そ「俺もやりたい」
ま「そらるさん言って無かったじゃないですか!」
そ「気が変わった」
『2人でやれば良いのに……』
私の声は届かなかったらしい。さっきの一ノ瀬さんもこんな気持ちだったのか。そう思いながら2人の口論を右から左に聞き流していた。
口論の結果、じゃんけんで決めることに。それがまた仲が良いのかあいこが続く。そして、
そ「よっしゃ」
ま「うわあぁぁぁ!」
一ノ瀬さんになった。清々しいほどのドヤ顔である。
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ゆき(プロフ) - 続きがとても気になるので,友達申請させていただきました!だ (2019年5月7日 19時) (レス) id: 741d7c394d (このIDを非表示/違反報告)
ムギ(プロフ) - 続きが気になるので、友達申請させて頂きました! (2019年5月1日 4時) (レス) id: 40229cd54e (このIDを非表示/違反報告)
輝夜(プロフ) - この小説面白〜いです!友達申請させてもらってもいいですか(^^) (2019年4月8日 12時) (レス) id: 7e2f4c64ce (このIDを非表示/違反報告)
七香(プロフ) - 続きが気になるので友達申請させていただきます! (2019年4月1日 13時) (レス) id: 35bfb76efc (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - すごく続きが気になります!なので友達申請させて頂きました! (2019年3月19日 23時) (レス) id: b0e1119457 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:三鈴 | 作成日時:2017年8月25日 18時