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天哉くんと出久くん、焦凍くんの攻撃を全部受けた敵は氷の上で横たわって動かない。
『終わっ、たの？』
緑「気絶してる？っぽい？」
『良かった、うわっ！』
いきなり力が抜けて、膝からガクンと崩れた。安心と共に感じるのは腕のケガ。
『あ〜、さっきの傷悪化してるな』
敵に切られた傷がさっきよりも開いていた。まぁこんくらい大丈夫でしょ。立った時にフラッとしたけど何とか踏ん張った。その間にも敵はロープでグルグル巻きにされていた。
『キュウコンありがとね。お疲れ様』
キュウコンをボールに戻してフライゴンを呼ぼうとしたら、さっきのヒーローさんが出久くんを運ぶと言った。自分は何も出来なかったからって。
『じゃあお願いします。フライゴンもありがとね。ゆっくり休んで』
カバンにボールをしまう。同時にシェイミがボールから飛び出て来た。
〈A！暇でしゅ！相手……って何でしゅかそのケガ！半分男にモジャモジャ、非常口まで！〉
『シェイミ、そろそろ名前覚えようよ』
訳は後で話すことにして、みんなの治癒を頼む。しぶしぶって感じだけどやってくれた。あ、私は拒否しといた。大変でしょ。
路地裏から出ると何か凄い格好の人たち。敵、ではないな。多分ヒーロー？だって敵見て焦ってるもん。いや、おじいさんヒーローは違うか。会ってすぐに出久くん蹴ったし。
「三人とも…僕のせいで傷を負わせた。本当に済まなかった。何も、見えなく、なってしまっていた！」
コンクリートに涙が染み込んでいく。私は出久くんみたいに気づけなかったもんな。そして私が言われたいのはその言葉じゃない。
『飯田くん、私が聞きたいのは謝罪じゃないよ？』
「！……助けにきてくれたこと、感謝する！ありがとう！」
うんうん、やっぱり助けたら言われたいのは感謝の言葉だよ！1人で自己満足してた。
いきなり「伏せろ！」の声。空を見ると怪物が近付いて来ていた。とっさにシェイミを地面に下ろす。
次の瞬間、私の片腕と出久くんの背中は怪物に掴まれて皆から遠ざかっていた。
『うあぁぁ！！っ……い゛っ゛！？』
「Aさん大丈夫！？」
『痛い、無理かも…』
敵に切られた傷が悪化して開いてるところに怪物の爪が食い込んでて痛い、痛すぎる。あまりの痛さで涙がポロポロ溢れる。
『出、久くん、大丈夫？』
「僕よりもAさんの方が……」
痛いなんてもんじゃない。私の腕、千切れないよね……？
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癒し系猫(プロフ) - エルレイドはキルリアの雄でしか進化しません。しっかりと調べた上で小説にして下さい。クロスオーバーだから読んだのににわかとかはっきり言ってめちゃくちゃ不快です (6月22日 17時) (
レス) @page38 id: 0e8640f8c4 (このIDを非表示/違反報告)
朝焼 - マフォクシーをお願いします！！ (2019年8月10日 11時) (レス) id: ecb0b24c21 (このIDを非表示/違反報告)
huruminea(プロフ) - カイオーガとグラエナをお願いします！！ (2019年6月29日 22時) (レス) id: ff078af4cf (このIDを非表示/違反報告)
イチゴみるく - ディアルガとパルキアをよろしくお願いいたします (2018年10月13日 23時) (レス) id: 458d879d4a (このIDを非表示/違反報告)
赤井の嫁(プロフ) - ドラゴンタイプでレシラムかゼクロム。お願いします！ (2018年4月5日 23時) (レス) id: c8fd649bf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三鈴 | 作成日時：2017年8月23日 20時
