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さてどうしよう。私の横には轟くんの腕。つまり私は身動き取れない。
一方の轟くん。動こうと思えば動けるだろうけど、今の体勢だと難しそう。腕で体を支えているっぽい。
上を見ると、どアップの顔。轟くんと目があった。あれ？今気付いたんだけど、
『目の色片方ずつ違うんだね』
「変か？」
『ううん、綺麗だと思うよ』
そうか、と言って笑う轟くん。彼の左目にある火傷の跡は痛々しく残っている。きっと私には想像が出来ないほどの何かを背負ってるのだろうな。
出入口の方を見ると、飯田くんが浮いていた。そしてドアの上にくっついて叫んだ。
「大丈ー夫！！ただのマスコミです！何もパニックになることはありません大丈ー夫！！ここは雄英！最高峰の人間に相応しい行動をとりましょう！」
飯田くんの声で人の波は動きを止め、少しずつバラバラになっていく。私たちも普通に立てるぐらいには余裕が出来た。
「悪かったな」
『大丈夫！轟くんは？』
「俺も大丈夫だ」
『なら良かった。じゃあ私戻るね』
蕎麦ぐちゃぐちゃになってなければ良いなー、なんて思いながら戻ろうとした、のだけれども。
轟くんに腕を捕まれた。用事でもあったかな？と考えて振り向く。
『どうしたの？』
「焦凍」
『え？』
「俺のこと、焦凍で良い」
いきなりのことで頭が追い付いていない。必死にフル回転させて辿り着いた結論。
『つまり、名前で呼んで良いってこと？』
「あぁ」
『分かった！じゃあまた教室でね、焦凍くん！』
そう言って、急いで緑谷くんたちの所に戻った。あ、蕎麦少し散らかってる...。
「Aちゃん、大丈夫！？」
『うん！焦凍くんが助けてくれた！』
「あれ？轟くんのこと名前呼びやったっけ？」
『名前で呼んで良いって言われたの』
お茶子ちゃん何で固まるの？慌ててお茶子ちゃんの肩を揺さぶる。お茶子ちゃんは何か考え出した。どしたんだ？
『飯田くん、お疲れ様』
「いや、俺は俺が出来ることを考えただけだ」
あれはインパクトあったな。そうだ、ついでにみんなも名前で呼ぼうかな？
『二人とも名前で呼んでもいい？』
「う、うん！」
「あぁ、構わない」
『じゃあ出久くんと天哉くん、改めてよろしくね！』
その後のＨＲでデクくんが飯田くんを学級委員に指名。皆も賛成して、新しく飯田くんが学級委員になった。
私？私は図書委員。この世界のことも沢山分かると思うから。
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まっちゃん - カイオーガ！！ (2018年1月29日 22時) (
レス) id: 7aa8053ffe (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん - ガブリアスか、ミューツーだしてください。m( _ _ )m (2018年1月29日 22時) (レス) id: 7aa8053ffe (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 手持ちのポケモン全部好きなやつだーーー！！うれしいです！！頑張ってください！ (2017年9月12日 20時) (レス) id: 505ea9a460 (このIDを非表示/違反報告)
三鈴(プロフ) - 雪猫さん» こちらこそリクエストありがとうございます！ (2017年8月22日 23時) (レス) id: e23497b527 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - マイナンプラスルありがとうございます！！ (2017年8月22日 23時) (レス) id: 232985d54e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三鈴 | 作成日時：2017年8月1日 11時
