手、繋ご？ ページ4
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「今日楽しかった？」
『うん！とっても！ありがとうローレンくん』
「Aちゃんが楽しかったならよかった。次どこ行きたい？」
『ローレンくんの行きたいところがいいなぁ』
まだまだ一緒にいたいけど、外が暗くなってきたから残念ながらデートは終了。歩いて20分ほど家までかかるらしく何故か現地解散しようとしてきた。彼氏なんだから送るの当たり前じゃんって言ったら案の定照れてた。超可愛い。
『ローレンくんって、ご両親には話したの？』
「何を？」
『私たちのこと』
「もうそりゃ当日に言ったよ。俺信じられんくらい可愛い彼女できたって」
『……そうだよね。あの、私まだ親にも言ってなくて…ふたりだけの、秘密だから、』
「……Aちゃん、言いたくなったらでいいから。俺はAちゃんといれるなら、それでいいよ」
内心言いたくて毎日ウズウズしてるけど、Aちゃんが言いたくないならそれでいい。約束したし、最後言ったことは本音だし。
『ありがとう、ローレンくん。本当に優しいね』
「Aちゃんにだけだよ。……あの、さ」
『うん？』
「手繋ぎたいんだけど……いい？」
ずっとチラチラ視線に入ってくるAちゃんの真っ白で小さくて可愛い手。ぽぽぽと顔が赤くなるAちゃん。もう手とかじゃなくて抱き締めたいんですけどいいすか？
『わたしも、つなぎたい…です』
「……まぁじで可愛い。ぁ〜もうほんと……可愛い、」
ギュ、とその小さい手を握る。この瞬間誰かに見られてたらいいんだけどな。写真撮って明日黒板にでも貼ってくれ。なんなら俺が自分で貼ったっていい。
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作者名：まるお | 作成日時：2023年11月16日 0時
