約束は ページ2
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Aちゃんと付き合ってから数週間が経った。もちろん誰にも言ってないから変わらない日常が過ぎていく。でもたまに目が合うと照れくさそうに笑うAちゃんが可愛くて、それだけで俺の心は満たされていく。
不破「なんかローレン最近浮かれてへん？」
葛葉「それ俺も思ってたわ。なんかいいことあったんだろ」
「え？……いやぁ特には」
イブラヒム「彼女できたか」
「っそれはない、断じてない」
みんなにバレるくらいには俺浮かれてたらしい。変に鋭い奴らだから気をつけないとAちゃんとの約束破ることになる。イブの言葉に被せるように否定したから怪しまれるかも。
葛葉「……ま、俺らには関係なさそうだしいんじゃね」
不破「楽しいことは共有しようやぁ〜」
イブラヒム「明日になったらどうせいつも通りになってるって」
「うんそれはそれでなんかじゃない？」
くっさんナイスすぎる。そうだよ俺に彼女ができたってみんなには関係ないことだから。今日は初めての放課後デート。ずっと誘ってたけど見られるのが嫌なのか、なかなか乗り気じゃなかったAちゃんがやっとOKしてくれた。制服デートなんて学生の特権だろ。
「くっさんさー、甘いもん好きだよね？」
葛葉「んぁ？まぁな」
「なんかいい店知らない？」
葛葉「いい店ぇ？別に俺店には行かねぇからなー」
「あーそういうタイプか」
Aちゃん確か甘いもの好きだったんだよな。お昼いつも弁当のあとお菓子食べてるし。この前友達とスイーツバイキング行ったらしくて嬉しそうに話してくれた。可愛かった。
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作者名：まるお | 作成日時：2023年11月16日 0時
