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お約束その25 ページ26

ASide


ふわふわとした温かい何かに
包まれているような感覚がする。


?「いい?A、お友達や知り合いに悪口を言ってはいけないのよ。」

?「うん!わかった!」


。。あれはなんだろう
どこか懐かしい匂いがする。

あの口調と優しい声


A「お、かあ、さん。。?」

?「そうだよ。」

後ろから、囁くような男性の声が聞こえた。

A「!だ、誰??!」

そう叫ぶと
声の主は諭すような優しい口調でこう答えた。

?「僕は君の記憶。君の全てを知っているよ。君が忘れてしまった…いや、忘れさせた記憶も全て。」

人を簡単に信じてはいけない。
この世界で疑いを持たない人間は真っ先に消える。
わかっているはずなのに、どうしてだろうか
彼の言っていることを疑えない。

A「じゃ、じゃあ今のこの景色は?私の記憶なの?」

1人の女性と1人の少女が話している微笑ましい姿。
これが私の記憶なら、あの少女は私。
そしてあの微笑んでいる女性は…

記憶の主「そう。これは君の記憶だからね。彼女は君の母親。君が探し求めていた記憶は僕になら見せられる。」

私の抜け落ちている母との記憶…『三つ目の約束』
私にとってものすごく辛く、悲しいはずの記憶。
それでもきっと司波に勝ち、爆破を止めるには必要だと思った。

A「見せて。私の記憶の全てを。今この場で全て。」

記憶の主「いいよ。まずは君の幸せだった頃の記憶から。」


ーーーーーーーーーーー


パッと視界が移り変わる。
さっき見ていたよりもより現実味のある景色だ。

記憶の主「これは君の幼少期だね。まだ妹とも仲が良くて、、周囲からも幸せそうだと言われていた。そんな理想的な暮らしをしていた時期だよ。」


「お母さん!今日は私の絵本読んでくれるんだよね!」
「えーお姉ちゃんずるいー!私の絵本読んでよ!お母さん!」
「はいはい(笑)。でも今日はAと約束をしていたからね、由奈の絵本は明日読んであげる。」


A「あ、、お、母さん…だ。。そっか、この時はまだ、楽しかったんだね。」
記憶の主「…じゃあ次。次からは悲しい記憶だよ。それでも君が望んだことだからね。目を背けないことを約束できるね。」


ここからは君の記憶の奥底に眠る、
暖かくも残酷な物語。
でも、僕には君が壊れてしまわないようにそっと見守ることしかできない。


ーーーーーーーーーー

次回からはAさんの
過去回想シーンに入ります。

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設定タグ:文スト , 文豪ストレイドッグス , 新旧双黒   
作品ジャンル:アニメ
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ME?NOu(プロフ) - 夢女子S氏さん» ありがとうございます!これから頑張って更新していきます! (2021年6月26日 17時) (レス) id: 7a12ef5430 (このIDを非表示/違反報告)
夢女子S氏(プロフ) - 続きがめっちゃくちゃ楽しみです!!!これからも、頑張ってください!!!! (2021年6月1日 18時) (レス) id: 355241a2ce (このIDを非表示/違反報告)
ME?NOu(プロフ) - 麗さん» ご指摘ありがとうございます!かっこつけてカタカナ表記にしたら誤字が結構あったので修正しました。 (2021年5月18日 22時) (レス) id: eb1a4b1abd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 6ページ 消ス事ガデル とありますが デキル ではないでしょうか? (2021年5月18日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MEーNOu | 作成日時:2021年1月27日 18時

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