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数カ月して、そこまで、仲の良い、という訳ではないが、少し絡みのある、イシュタルと話をした時、耳にしたことがあった、
「新宿のアサシン、彼女と別れたらしいわね、あいつ、メンヘラだから、立香ちゃんも気をつけるのよ」
別れたのか、そうなのか、
これでやっと近づけると思った。
「そうなんだ、へぇ、、まぁ興味無いけど、、」
気にかけていないような態度を取っていたが、それは嘘。
今度枠にお邪魔した時、コメントを残してみよう、なんて考えていた。
──────
イシュタルと話した次の日くらい、だったかな、
お風呂からあがって、携帯に目をやってみると、彼が枠を開いた、と通知がきていたので、秒で飛んでいった。
生放送の題名(?、)的なのは、“通話相手募集”だった。
様子を見ると、幸運にもまだ通話相手が見つかっていないらしい。
『こんばんは〜、通話相手募集してるんですか〜??、私でよければしませんか〜?、ええっと、相手がいなければですけど(><)』
なんて、枠にはいっていたものの、殆ど初めてのコメントでこれは図々しくないかと思って、返事に少しドキッとした。
「ん〜、立香さん、!!こんばんは〜、ん〜、通話相手居ないし、いいよぉ?、初めてとか気にしないしねえ〜」
よかった。なんだコイツ、って思われなかった。
その時はすごい安堵につつまれた。
やっと直接話す機会ができたと思うと、私の心はとても弾んでいた。
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作者名:黒宮*82-2 | 作成日時:2018年6月23日 3時