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離れた場所から血戦を観戦していた堕姫は唖然とした。

猗窩座の攻撃に深傷を負わされた童磨。猗窩座が童磨に何事か告げ、その目に手を伸ばした所までは見えていた。
あぁ、童磨は負けた。そう思っていたのに。

堕(そのあと…今、何をしたの…?)

全く目で負えなかった。



目の前に広がる光景に目を見張る。


肩で息をしながら、ゆっくりと立ち上がった童磨。
その目の前で、唖然とした顔で尻を着く猗窩座。
彼の身体には、氷柱のように鋭く尖った氷が、何本も何本も、深々と突き刺さっていた。

___完全な、形勢逆転だった。


童「はぁ…ハァッ…っ、げホッ、…あ、ぅ、…約束、ッ…」

童磨の身体が大きく揺れる。
なんとか踏みとどまったが、それでもかなり辛そうだ。傷も治ってきてはいるが、最後まで力が残っているだろうか。

猗窩座が煩わしそうに、氷を力任せに引き抜いて投げ捨てる。
猗窩座の回復が速い。童磨が負けてしまう。

堕姫がそう思ったその時。


童「血鬼術…」



___霧氷・睡蓮菩薩___


巨大な氷像が息を吐く。
足元の床が凍り、裸足の猗窩座の皮膚は氷に貼り付いた。そのまま足首までが凍っていく。彼の両足は床に固定され、身体だけが前につんのめった。

下を見て顔をしかめた猗窩座が次に顔を上げたとき、その首筋に黄金の刃が飛んできていた。

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煨(ウズミビ)(プロフ) - つるかめさん» 実は仲間です……((( 頑張って下さい!! (2020年11月1日 0時) (レス) id: eaf0a1c543 (このIDを非表示/違反報告)
つるかめ(プロフ) - �(ウズミビ)さん» わかりますさては仲間ですね…(????)((( できるだけ本家の設定を崩さず書くようにしますね…! (2020年10月31日 20時) (レス) id: 21a20e72bc (このIDを非表示/違反報告)
煨(ウズミビ)(プロフ) - つるかめさん» 本家の設定に沿って違和感のないように描写するの私も苦手で、、ほんとよく分かります、、 (2020年10月31日 0時) (レス) id: eaf0a1c543 (このIDを非表示/違反報告)
つるかめ(プロフ) - �(ウズミビ)さん» そう言っていただけて本当にうれしいです…!ですよね…最悪血鬼術とか身体能力を言い訳に無理矢理繋げることになっちゃいそうですが…;;; 私が書ける限りの最高のものにすできるよう頑張ります! (2020年10月30日 18時) (レス) id: 21a20e72bc (このIDを非表示/違反報告)
煨(ウズミビ)(プロフ) - つるかめさん» 本当に面白くて……つい一気読みしてしまいました、!戦闘場面の描写は難しいですし、時間もかかりますもんね……楽しみにしてます!! (2020年10月30日 17時) (レス) id: eaf0a1c543 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:つるかめ x他2人 | 作成日時:2020年8月12日 1時

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