【鬼滅の刃】来世も共に【童磨】

共に　20 ページ21

理論上、上弦の弐である猗窩座と参である童磨が現段階で真っ向からの力比べをしたとすれば、勝つのは位のより高い猗窩座となる。

童磨は実年齢はともかく、上弦としてはまだ若かった。
対して幾度も柱を相手にし殺されることなく、そして血戦を申し込んできた鬼を次々と返り討ちにしてきた猗窩座は実戦経験が豊富だった。その辺りは黒死牟と同等な可能性もある。


童(姉上は大丈夫だと言ってたけど…猗窩座殿は今の俺が普通に戦って勝てる相手じゃない)

…だから、多少姑息でもいい。兎に角頭を回転させろ。隙を作って、そこを一気に叩く。それしかできないのだから。


血の霧…粉凍りは猗窩座が虚空を打った際に晴れてしまったが、それは彼の視界を遮断するためのもの。童磨は衝撃波を避けつつも、もうひとつの術を繰り出す。
本命は猗窩座の頭上。大量の、そして巨大な氷柱。

猗窩座の頭上にあった氷柱が一斉に落ちる。いち早く気がついた彼はさっと後ろに跳び退き、次は自分のだ番とでも言うように、童磨に向かって一気に距離を詰めた。

童磨の間合いに入った瞬間、猗窩座は彼の頸向かって片足を下から上に突き上げた。が、それは横から跳び出してきた小さな氷の人形によって拒まれる。
更にもう一体が猗窩座に斬り掛かってきたために、彼は本体を狙うのを一度断念し、人形を潰しにかかった。

とは言え先程の蹴りで一体はヒビが入った。そう長く持つはずもなく。術式を使うまでもないと、猗窩座は一瞬で弱った一体を蹴り飛ばし、もう一体も掴んで力任せに童磨へ投げ付けた。









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まだこれだけしか書けてない…ひぇ…

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