第007話「都市伝説の企み」 ページ8
〜逢八side〜
転校五日目、放課後の二年一組。
(この前レイ君が言った通りなら、希いを叶えるだけで害はないんだよね……？)
都市伝説に会ってしまった。
今は特に何事もないけど、やっぱり不安。
狐面の不気味な青い隈取りがフッと頭に浮かんで、ドキッと心臓が痛く鳴る。
椅子に座って唸っていると、隣の席の叶透君がニコニコの笑顔で現れた。
「どうした？」
「あ、叶透君。居たんだ」
都市伝説の相談だなんて、叶透君は信じてくれなさそう。
信じてくれるとしたら、いきなり現れたあの人ぐらいだし……。
あの時の、手を弾かれた事を思い出す。
(そういえばあの人、手に包帯巻いてたな……)
無意識に叶透君の手元に視線を移した。
(っ……！？)
目を疑った。
だって、叶透君の手首に包帯が巻かれてたから。
視線に気付いたのか、叶透君は私に見えるように手を差し出してくる。
「……狐面は満月の見える夜、誰か人の願いを叶える代わりに、対価としてその人の寿命を奪うんだよ」
真っ直ぐな瞳と真剣な口調に、息を飲んだ。
「まさか叶透君って、あの時の……！」
「そうだよ」
フッと笑う叶透君。
「四日前に会ったのは俺」
その笑顔はどこか不気味にも思えた。
「叶透君って何者……？狐面とはどんな関係なの……？」
警戒しながらも、なんとか声を絞りだす。
叶透君は一瞬真顔になったかと思うと、次に面倒臭そうな表情を浮かべた。
「何者かって言われてもな……。まぁ、狐面を追いかけてはいるけど。……二年ぐらい前から」
「二年も前から！？」
驚いて思わず復唱する。
「まぁね。……あっ、そうだ」
どうやら叶透君は何かを閃いたらしい。
ニコニコの笑顔を私に向ける。
「狐面捕まえるの手伝って」
「は？」
突然の事に理解が出来ず、そっけない返事をしてしまう私。
「狐面は、誰か人の願いを叶える代わりに、対価としてその人の寿命を奪うってさっき言ったじゃん。その為には、身体の一部に触れる必要があるんだ」
なるほど、だから狐面は私と握手をしようとしてたのか。
叶透君が阻止してくれたけど。
(……あれ、阻止してくれた？)
つまり、叶透君は……。
「あの時助けてあげたよね？」
嵌められた。
ジッと見つめてくる叶透君の瞳から逃げられない。
「はぁ、もう分かったよ！」
自棄になって叫ぶと、叶透君はニヤッと笑う。
「流石、話が早いね」
(誰かさんの
〜〜〜〜〜〜
(略)
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彩豊(プロフ) - ルカさん» こんにちは、ありがとうございます！そんなに褒められるとは思ってなくって、今少しニヤけてます(笑)次は銀メダルを狙いますね！_(:3 」∠)_ (8月8日 21時) (
レス) id: 14ae47b86b (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - 銅メダルおめでとうございます!すげー!マジ尊敬! (8月4日 15時) (レス) @page40 id: ce51c31450 (このIDを非表示/違反報告)
彩豊(プロフ) - さにちゃん??さん» ……恥ずかしい(*´-`)←(自慢してた人) (8月3日 14時) (レス) id: 14ae47b86b (このIDを非表示/違反報告)
さにちゃん??(プロフ) - 銅メダルおめでとうーーー！ (8月3日 10時) (レス) @page36 id: 0334c9fa09 (このIDを非表示/違反報告)
彩豊(プロフ) - レミエル・カイザーさん» こんにちは〜！コメント誠にありがとうございます！個人的にはピアノやオルゴールの方が寝れるんですけどねw同じく怖い系好きです！先日も全国で3番目に怖いと言われるお化け屋敷に行きました！引き続きよろしくお願いしますm(_ _)m (5月15日 12時) (レス) id: 057e7198a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩豊 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/1221000214
作成日時：2023年4月1日 18時
