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「遅いよ、ヒナツ朝練！」
昨日の2人組の、もう1人が立っていた。
「え？今日あんの？」
「何呑気に歩いて来てんだよ。顧問めっちゃ怒ってる、早く来い」
「お、おう。また後でな。柚葉」
何となく、2人の後をついていった。
(体育館は2階かー)
体育館に入ると、人は12人しかいなかった。
「あ！入部希望者？入ってくれるの？助かるー！」
「う、うん。一応」
1人の女子バレー部員が駆け寄ってきた。
「あれ？多学年ですか？すみません。敬語忘れましたっ！」
「違うのっ。私、転校生」
私は女子部員に訳を話した。
「ごめん。転校生だったんだー。私、2年B組
おんなじクラス！仲良くしようね」
「うん。ありがとう」
「おっ、柚葉、もう、友達できたの？スゲー」
「漣、ユズのこと、知ってんの？」
「知ってるつーか、さっき会った。お隣さん」
「へー、君、柚葉って言うんだ。僕は、水凪 樹。よろしくね」
「うん、よろしく」
「君、昨日海にいた子。陽夏が泳いでいくからビックリした。僕、浮き輪投げた人。覚えてる？」
「うん。助かったありがとう」
「良かった。ごめんね。全然気付かなくて」
なんて事を話していたら、もう8時。
急いで教室に向かう。
「あっ、雨海さん。良かった。もう友達ができたの？」
「はい。待たせてすみません」
そう言って教室に入る。
教室は、年季が入ってそうだけど、割と綺麗。大切にされてきたことがわかる。
「転校生？よろしくねー」
などの聲が、沢山聞こえる。
やはり、嬉しい。歓迎されている気がして、嬉しい。
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自己紹介が終わってフリートークの時間。
京香が、陽夏と樹を引っ張って来た。
「ユズ。遊びにきたよ」
「京香。来てくれたんだー」
「うん。次の時間、地域紹介。行こ！」
「うん。行こう。陽夏くん樹くん京香」
「おい、俺のこと君付けすんな」
「えー？じゃあヒナは？」
「は？ヤダよ」
「じゃあナツだね」
「さっきよりはマシだけど…。てか普通に呼べよ」
「えー、やだー！」
「……。もう好きにしろー」
ヤケクソになった陽夏が呆れたように言う。
「じゃあ決まり！行こう！」
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Matsu(プロフ) - ろいみーさん» ご指摘ありがとうございます。直して見ました (2023年3月19日 22時) (
レス) id: 95868b8512 (このIDを非表示/違反報告)
Matsu(プロフ) - ろいみーさん» ありがとうございます がんばります (2023年3月19日 18時) (レス) id: 95868b8512 (このIDを非表示/違反報告)
ろいみー - 爽やかな雰囲気でいいですね！面白いです、更新頑張ってください✨ （追伸:"ruby"が"rudy"になっててフリガナが反映されてないです⋯⋯！） (2023年3月11日 5時) (レス) @page6 id: cdb1d7df80 (このIDを非表示/違反報告)
Matsu(プロフ) - みかんさん» コメントありがとう！ (2023年3月7日 7時) (レス) id: 95868b8512 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 柚葉ちゃん、バレー部かぁ、一緒やね！！ (2023年3月2日 17時) (レス) @page3 id: d9b9299ed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Matsu×1 | 作成日時：2022年12月7日 12時
