水の色【オリジナル】

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「これからどうするの？空港から普通の市街地に行くのには少し距離があるよ？」

「んなこと言わねぇで、着いて来いよ」


そう言われて父に着いて行った。するとそこには青い車があった。


「ねぇお父さん？これなーに？」

「驚いたか？折角引越して来たんだから記念に車を買っただけだ」


え？この前も「折角引越すんだから一軒家がいいよな」とか言ってたよね？


「そんなにお金を使って大丈夫なの？」

「まぁ、良いじゃない」


呑気に母は答える。まぁ、子供がお金の心配は、余計なのでそれ以上は考えない事にした。


「じゃあまず、新居に荷物を置いてそれからご飯にしよう！」

「うん、分かった！」


私は綺麗な海を眺めながら答えた。昔からずっと考えていた。水ってなんで青いの？
その疑問は今も抱えている。透明に見えるけど海とかを見ると青い。どういう事なのか私は分からない。


「全員乗ったな？」

「うん！」

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暖かくて、眠い。いつの間にか私は寝ていて、起きたらもう着いていた。


「此処が新居だ」


着いた先には、和風の一軒家が建っていた。一軒家の向かい側には砂浜と海があった。


「目の前って海水浴場？」

「あぁ、ユズは海好きだろ？わざわざ選んだんだ」


目の前に綺麗な海。夢のようだ。


「ありがとう！」


早速新居に入った。
荷物を運びながら母が言う。


「柚葉の部屋は二階、海が見える部屋よ。」


他の部屋には後ではいるとして、私は真っ先に自分の部屋にはいった。
海が見たいと思ったからだ。

大きな窓の先にはエメラルドグリーンの海が広がっている。

私はまだ何もない部屋に猫用のトイレを置き、キャリーバッグからころんを出した。
そして、水着に着替えてビーチに向かった。

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