【twst夢】拗らせまくり、はや三年。【イデア・シュラウド】 (ページ9)

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『どうはん』

「同伴」

それってデートでは？？？？？

むしろデートとの相違点を挙げて。

『オルトくんとは行かないんですか？』

「オルトとも4、5回行く予定。コラボ最終日はメンテの日だから行けないんだけど」

想像以上にエンジョイしようとしてらっしゃる。

『…まぁどうしてもって言うなら良いですけど』

あ“〜なぜ私はメッセージ上でも面倒臭いムーブを発揮してしまうのか。

「無事ぼっち回避〜あ、最終日この日なんだけど大丈夫そ？君の都合があえば決定なんだけど」

…展開が早い早い。

デート()なんて何気に初めての事で、頭がショートしながらも絶え絶え呟く。

回復する間もなくまたメッセージが届いた。

「あとさ、その、僕おなごとのおでけけは未履修のため粗相があるかもしれませんが…そこんとこよろです」

なんて、語尾が尻すぼみになりつつもそう語る彼を愛おしく思わないわけもなく、一人悶え苦しむ。

良いんですか、私が初めてもらっちゃって。

『先輩の渾身のエスコート期待してますw』

ウザいかな？とかなんとか思いながら送信ボタンに触れる。

携帯をOFFにして画面が暗転すると、幸せそうな自分の顔が映った。

どんな服を着て行こうか、どんな髪型にしようか、と早くもソワソワしながら私はその日も家路に着く。