【twst夢】拗らせまくり、はや三年。【イデア・シュラウド】 (ページ13)

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a.05 ページ13

『ぐぉ…まじ疲れた、てか残業多くない？やってらんね〜〜』

泥の様に崩れた顔で帰宅すると、

『なんでまだいるん』

イデア・シュラウドが居た。

「A氏お勤め御苦労様です〜」

寛ぎすぎだろ。

あとあんたが貪ってんの私のポテチ。

許すまじ。

『栄養偏りすぎでしょ。まあ、今に始まった事じゃないけど』

「君だって人のこと言えない」

机の上に乗っけたコンビニ弁当を指差してそう言う。

『…キャベツ入ってますし』

野菜ジュースも飲むし。

そんなこんなで私が夕飯をもしょもしょ食べている間に、彼はまたもや寝てしまった。

こいつずっと寝てないか？と一抹の疑問を覚えるが、きっと日中には活動したのだろう。

そう信じてる。

カシャっ。

へへ、寝顔撮影しちゃったぜ。

綺麗な顔、ほんとに。

ホーム画面の背景にしよ。

「消して」

うわびっくりした。

起きてたのか。

『やです』

「消して」

眉間に皺を寄せてそう訴える。

まだ寝ぼけているのだろう、若干呂律が回っていない。

『そ、そんなことより先輩、明日はちゃんと家帰ってくださいね？オルトくん寂しがってるよ』

こう言う時は話を逸らすに限る。

「オッケー牧場」

ネタが古すぎる。

私も寝なきゃ。

慈悲の精神で彼にブランケットをかける。

自分用なので足の部分の布が大幅に足りなかったが知らんぷりをした。

ちなみにこの日は洗面所ではなく、寝台で寝ることに成功した。