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『イデアパイセン、今何時ですか』
「拙者はSiri じゃないので自分で確認してクレメンス」
『すみません、よくわかりません』
「ちょっと似てるの草生えるww」
文句を交えつつも「午前4時ぴったでーす」と教えてくれる。
もうそんなにも長い間ここで時間を浪費してしまったのか…
いや、浪費という言い方は良くないな。
なんにせよ今日の昼はイデ監するのと同じくらい大事な予定がある。
口惜しいがそろそろ家に帰らないと。
「…え、もう帰るの」
『うん。漫画いつも読ませてもらっちゃってて申し訳ない。次は一緒に新作ゲームでもしましょ』
「御意ー」
そう言い左手をひらひら振る。可愛い。
忘れ物がないか部屋を見渡し、ドアノブに手をかけた。
そしてドアを開ける次の瞬間呼び止められた。
「A氏」
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作者名：Matyu | 作成日時：2023年9月19日 21時
