にじゅーう ページ20
ジャニー「いいね、YOU合格で」
次の日、涼介に事務所に連れてきてもらい、変な知らんおっさんに合格を言い渡されたんだけど………
『………は?…え、ジャニーズってこんな緩いん?俺でも簡単に入れるん?ちょっと待って、納得いかん。え、なんで自分俺みただけで入所決めるん?見ただけじゃどれくらいダンスができるのか、どれくらいカラオケで点数取れるのか、どれくらい俳優として演技をすることができるのかわかるわけないやろ。そもそも俺にはコレといった特技なんてねぇし、ましては右足は骨折でボロボロ。医者から球技を続けることは絶対にやめろと言われたばっか。しかも俺の左腕、バレたら結構やばいし。青少年保護条例とかなんとかで捕まる。それを隠してたとかなんとかで事務所が責任をとられるかもだし。温泉、銭湯、プールのロケはNG。衣装は袖あり。あと肩痛めがち。来年、大学受験したいなーとも思ってるだって俺が芸能界で生きてける気なんてしないし。レッスンは多くて週に3回までじゃないと続かない。やりたくないことやるのって大変じゃん?あと何事もゲーム優先だから。必然的に、ゲーム発売日、イベント開始日及び終了日、セール日などはレッスン休む。俺、バレーやってた時たまにテレビとか雑誌出てたけどさ、あんないい子ちゃんじゃないから。って感じの条件付き。ま、もう合格って言っちゃったんだから取り消しとか受け付けてないし。ちょうど、日々の生活に暇しそうだったし。事務所なんだから、何かあったらちゃんと守ってね❤️』
この時はまだ知らなかった
このじぃさんがあの有名なジャニーさんだってことを
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