に。 ページ2
この提案が上手くいく確証はない。
でもいかなければ、恐らくここで大きな抗争へ発展する。
何十人もの人間が大怪我を負う。
……未来で、俺がコロされる。
だから、やるしかないんだ。
・
・
完全にキレたイザナと、太寿と、相対するマイキー。
俺一人で相手にするには流石に無理だろう。
『なぁ！！ちょっといいか！』
大「！！」
イ「後にしろ、今はこいつをコロすのに忙しい」
マ「……」
イザナは瞳孔開いて返り血が付いて、もはや手がつけられない。
流石のカクちゃんも、一歩後ろで待っている。
幹部達は勿論邪魔しない。それが王への忠誠なのだ。
大寿はまだ落ち着いているのか、ココとイヌピーに宥められてじっとこちらを見据えている。
つまり、俺のすることは1つ、だな。
『イザナ』
イ「どけよA、そいつをヤれねぇだろ」
殴り掛かってこないのは、イザナの精一杯の理性なんだろう。
でも目が合わない。
俺の背中にいるマイキーに一心に殺意を剥き出しだ。
『イザナ、聞いて』
イ「うるせぇ、何回も言わせんな。どけ」
『イザナ！！』
イ「うるせぇぇぇぇ!!!!
お前の話は聞かねぇ!!どうせ抜けるって言うんだろーがッ!!ふざッけんな!!」
イザナは感情のまま怒鳴って、俺の胸倉を掴んだ。
瞳がゆらゆらと不安そうに揺れて、今にも泣きだしそうだ。
イザナは俺の言葉を遮るように続けた。
イ「やっとお前を手に入れた!!!!
これで俺達の国は完成する、そう思った矢先これだ!!
なんで俺の思い通りにならないッ!!!!
どうして俺から奪うんだよ!!!!
どうしてッ!!!!」
俺を離して、その想いをぶつけるかのようにマイキーを殴った。
マイキーは抵抗せず、そのまま受けて倒れた。
イ「お前が俺からこいつも、何もかも奪うなら…ッ
奪うことしか出来ねえ能無しなら!!
マイキー、お前をコロす!!
そうしなきゃ、こいつが、俺から＿＿＿
＿＿＿ッ!?」
殴ることで、傷つけることでしか伝えられない。
大切にしたいのに、それを壊してしまう気がして素直になれなくて傷つける。
不器用なところは、皆同じなのだ。
俺は思い切って、イザナの唇を塞いだ。
キレて口を噛み切られると思ったら、大人しくなったので安心した。
俺はおでこをくっつけて、安心させるようにゆっくり話した。
『…ね、イザナ』
イ「……」
『もう一回作ろ、俺達の国を』
新しく、平和で幸せな国を。
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ごまめんま。(プロフ) - 甘夏檸檬🍋さん» 返信が今になってすみません、ありがとうございます(*^^*) (2023年2月1日 21時) (
レス) id: 21ddb629a5 (このIDを非表示/違反報告)
ごまめんま。(プロフ) - おいさん» 亀更新にもかかわらず読みにきてもらえてうれしいです(*^^*)ありがとうございます！！ちゃんと総受けイチャコラ主人公になるようガンバリマス(￣ー￣)ﾆﾔﾘ (2023年2月1日 21時) (レス) id: 21ddb629a5 (このIDを非表示/違反報告)
おい(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです！！ありがとうございます！！ (2023年2月1日 21時) (レス) @page26 id: cdba16656d (このIDを非表示/違反報告)
甘夏檸檬🍋 - 初コメ失礼します！めちゃくちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (2022年10月25日 22時) (レス) @page22 id: a4e8c138c0 (このIDを非表示/違反報告)
おい(プロフ) - またまたコメント失礼いたします！！総受け！！大好物です！ますます続きが気になります！ありがとうございます！！ (2022年9月18日 23時) (レス) @page22 id: a263ed437c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごまめんま。 | 作成日時：2022年9月1日 21時
