エピソード1 大遅刻！？ ページ2
夢主視点
ジリリリリリッ！ ジリリリリリッ！
___「んっ？」
スマホのアラームの音で目を覚ます。
蘭「…今何時？」
眠気眼な目で、手を伸ばして、スマホを確認すると…
8:00
蘭「ヤバッ！ちょ〜遅刻じゃん！」
急いでベッドから飛び起きて、
急いで髪を整えて、
急いで朝食のパンを食べながら、
急いで"家"を飛び出す。
蘭「遅刻する！」
晴天の中走り抜けるアタシこと．星野蘭。
この物語の主人公である。
そしてただいま、会社に遅刻中である。
蘭「今日は出世出来る一大のチャンスなのに〜！」
……その日の夕方。
カァー！ カァー！
アホーと言われているようなカラスの鳴き声を
聴きながら、アタシはとぼとぼ家に帰っていた。
蘭「…ハァ……」
結局、会社には遅刻して、上司にはこっぴどく怒られて、出世のチャンスは逃すし…
蘭「あぁ〰️！もう！何で上手くいかないの！」
イラついたアタシは思いっきり石を蹴る。だけどアタシの足は石ではなく手前のコンクリートで出来た道に突っ込んでしまって、ガツンという衝動がハイヒール越しに伝わった。
蘭「イッッタ！！」
アタシがうずくまっていたその時、ツーツーとスマホの通知音が鳴った。
蘭「も〜何！こんなときに！」
バックをスマホから取り出してネットの告知を見ると……
その画面には、「アニメイトで発売されている数量限定のツイステグッズ『寝巻き姿リドル・ローズハートの抱き枕』があと30分で完売される」というものだった。
蘭「なっなっなんだって〜！！！」
アタシは今までの疲れが、一気に吹き飛ぶかのように飛び上がった。
蘭「今すぐ行かなきゃ！」
今度こそは絶対に遅刻しないように思ったアタシは、前が見えないくらいの速さで走った。
アニメイトへ向かっていたアタシは周りが見えなくなっていた。
その時、横から凄まじい音が耳に響いた。
キキーーーーッ…………！！
「キャー！ひっ人が轢かれた〜〜！！！」
「きゅっ救急車を呼べ〜！」
蘭「……り…ど……る……」
パタリ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
布教する猫(プロフ) - わからない部分が多多あるので、感想やアドバイスをくれると幸いです。ご自由にお書き下さい。 (6月24日 9時) (
レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：布教する猫 | 作者ホームページ：nhatev-hdfs yue1
作成日時：2023年3月15日 23時
