エピソード111 ページ42
ユ「えぇ……(スポ根展開…期待してたのにぃ…)」
ケ「レオナくん、前に自分で言ってたじゃん？試合中の攻撃は校則違反じゃないって」
ユ「でも、そんな事して大丈夫なんですか？その…」
ユウさんはチラッとリドルさんを見やった。彼はユウさんの視線の意味に気付き、小さく呆れるように溜め息をつく。
リ「ユウが察してる通り、伝統ある競技で私怨を晴らすだなんて、普段なら首をはねてしまいたいところだけど…
トレイたちがどうしてもと言うからね。今回は目を瞑ろう」
そう言うと、リドルさんは拗ねた顔でユウさんを横目で見た。
リ「もう前のような僕じゃないんだ。別に驚くような事じゃないだろう？」
ユ「リドル先輩…。
(出来ればその成長は他の所で見せて欲しかったです…( ；∀；))」
デュ「ユウ？どうした？」
エ「何感動してんの？」
ユ「…聞かないで……」
顔を両手で覆うユウさんを他所に話は進み、学園長さんはトレイさん達を見て難しい顔で頷いた。
ク「君たちの気持ちは分かりました。
しかし、この状態でサバナクロー寮生たちが試合に出られるかどうか…」
そう言って、学園長さんが見るのはうつ向いているレオナさん。
ク「とくに、キングスカラーくんは立っているのもやっとの状態では？」
そんな心配する学園長さんの問いに答える如く、顔を上げた彼は肩を震わせて笑い飛ばした。
レ「ふ……はははは！！！
なめるなよ？クロウリー。手負いの草食動物を仕留めるなんて、寝坊しながらだって出来る」
ジャ「言ってくれるな」
レ「俺は謝る気は毛頭無いぜ。
この俺に謝らせたい奴は力ずくで謝らせてみろ」
ユ「うわぁ、反省の色無し…」
ユウさんは引き吊った笑顔で彼の答えを眺めている。きっと私も呆れながら同じ顔をしてるのでしょう。
「全くですわ…」
ト「…ってことで、学園長。
良いですよね？」
ク「全く、感動的な話だと思って期待した私が馬鹿でしたよ。
いいでしょう。予定通りサバナクロー寮の大会出場を許可します」
そう断言した直後、学園長さんは声を潜めて
「学園としても、大会当時にこのような不祥事が世界中に生配信されるのは避けたいところですしね」
と呟く。偶然聞いてしまったユウさんは先程よりも軽蔑する瞳で学園長さんを睨む。
ユ「うわっ、わっるい。
大人の事情だー！( ｀Д´)/」
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布教する猫(プロフ) - コメントありがとうございます！いやぁめっちゃ嬉しいです！私も書いててニヤニヤしてしまうんですよ… (8月3日 12時) (
レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
アイカ(プロフ) - どうも初見です！このクロスオーバー好きすぎる！勢いで6まで読んでしまった‥推しがオクタなので出てきた時のニヤケが‥ (8月3日 12時) (レス) id: 4bbc6a8f1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：布教する猫 | 作者ホームページ：nhatev-hdfs yue1
作成日時：2022年9月24日 2時
