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エピソード104 ページ34

「石……まさか!」

グ「アイツ、あの頭の瓶を割る気か!?」

大当たり〜〜!!!

ユ(この前のリドル先輩のオーバーブロットと同じなら、この瓶を壊したら正気に戻るはず!
私は魔法が使えない……だったらこれしか無いでしょ!!)

レ「やめろっ!!」





ユ「でりぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」





ガンッ!と大きな音がなって、インク瓶にヒビが入る。そのヒビは段々大きくなり、ついに頭の瓶が割れた!

その直後、ライオンとレオナさんは大きく咆哮を挙げ、後ろに倒れ込んでいく。
そして私は……また黒い液体に飲み込まれてしまった……

ユ(今回は……Aちゃん近くにいなくて、良かった………)







レ「俺が…………王………に…………」


 






…はっと目が覚めると、私は暗い場所に1人立っていた。

ユ「またここかよ……」

あの黒い液体に飲み込まれるとこうなるのか?

ユ「待てよ、てことはリドル先輩みたいに…」

すると、リドル先輩の時と同じように目の前が真っ白になって、どこからかレオナ先輩の暗い声が聞こえてきた。

レ[生まれたときからずっと、俺の頭の上にどけられない岩が置かれていた]

レオナ先輩の声が聞こえ、モノクロのスクリーンに浮かび上がったのは……夕日が見える開けた場所と、とんがった耳を持つ二人の獣人の影。


召し使いA「はぁ……ファレナ様はあんなに朗らかでいらっしゃるのに……
何故弟のレオナ様はあんなに気難しくいらっしゃるのか……」

相変わらず顔見えないなぁ…

召し使いB「しかも、全てを砂に変える魔法を使うなんて。
なんて恐ろしい……」

もう1人はため息をついて、もう1人は怯えながらレオナ先輩の事を話している。

…ちょっと待って。あの人弟なの!?

召し使いC「2人とも止めないか!
誰かに聞かれたらどうする」

二人の近くにいたとんがり耳の獣人がそれを制するのを最後に、三人の影はスクリーンの中に消えていく。


レ[…もし、俺が第一王子だったら、きっとこう言われたんだろう。
「第一王子のレオナ様は思慮深く、協力な魔法を使いこなす魔方士だ。能天気な弟とは大違い」と。
それが第二王子になっただけでこれだ]


?「レオナ!何故今日の式典に来なかった?」

うわビックリした…!
急に怒鳴んないでよ……って、これ映像だから言っても無駄か。
なんかレオナ先輩に似てるし、この人がファレナさん?

レ「式典?…あァ、兄貴の息子を国民に見せびらかす親馬鹿パーティーの集まりか?」

エピソード105→←エピソード103 (間違えてた所直しました!)



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布教する猫(プロフ) - コメントありがとうございます!いやぁめっちゃ嬉しいです!私も書いててニヤニヤしてしまうんですよ… (8月3日 12時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
アイカ(プロフ) - どうも初見です!このクロスオーバー好きすぎる!勢いで6まで読んでしまった‥推しがオクタなので出てきた時のニヤケが‥ (8月3日 12時) (レス) id: 4bbc6a8f1f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:布教する猫 | 作者ホームページ:nhatev-hdfs yue1  
作成日時:2022年9月24日 2時

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