エピソード75 ページ4
ジャ「ラギー先輩のユニーク魔法は……[相手に自分と同じ動きをさせる事が出来る]ものだ」
やっぱりそうだったんだ!
ジャ「操りたい相手と同じ動きをすることによって、本人の不注意に見せかけて事故を起こしていた」
「被害者の方々が云っていた「身体が勝手に動いた」という証言はそういう訳だったんですね…」
エ「なるほどね。だから食堂ではバレないようにグリムと同じ動きをしてパンを交換したってわけか」
ユ「あれ?てことは、私さっき解決の糸口見つけてたって事!?」
「はい!
お手柄ですユウさん!」
Aちゃんがパチパチと拍手で褒めてくれて、私は有頂天で頬をかく。
ユ「エヘヘ……そぉんな大した事じゃないよ〜( ̄∇ ̄*)ゞ」
グ「クソー!その話が出るたびに腹が立つんだゾ!
食べ物の恨みは恐ろしいんだゾ!」
まだ恨んでたんかい!
デュ「…でも待てよ。
ターゲットのそばで階段から飛び降りるような真似をしたら、すぐバレてしまうんじゃないか?」
さすが元ヤンデュース。悪者の視点分かってるから今日は鋭いねぇ〜…。
デュ「…なんか変な感心してないか?」
デュースが疑いながら聞いてくると、デュースの指摘から何かに気づいたのか、Aちゃんはほくそ笑む。
「…確かに、デュースさんの言う通りです。
然し、それが一人だけではなく、"複数人の犯行"だと話は違ってきます」
グ「複数人……?」
「此れを見て下さい」
Aちゃんは異空間から小さなパソコンを取りだし、周囲を見渡してから画面を開く。
エ「お前、パソコン持ってんの!?」
「いえ、協力者さん達にお借りしました。
…ここの画面ですね」
少しだけキーボードを叩いてから、Aちゃんはパソコンを私達の方に向けて画面を見せる。
その画面には、学園の階段や実験室などが写し出されていて、どれも障害事件が起こった日付が表示されている。
ユ「…まさか、学園の監視カメラ?」
「はい。昨日協力者さんに事件の日の犯行現場の監視
いつの間にそんな事を!?
「見て下さい。全ての映像にサバナクロー寮の方々が写っているんです。しかも、被害者の少し近くの場所に、たくさんの寮生さん達が寄りかかるように立っています」
彼女が指差すところを見ると、確かにAちゃんの言う通りケモ耳な奴らが数人寄せ集まっている。
194人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
布教する猫(プロフ) - コメントありがとうございます!いやぁめっちゃ嬉しいです!私も書いててニヤニヤしてしまうんですよ… (8月3日 12時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
アイカ(プロフ) - どうも初見です!このクロスオーバー好きすぎる!勢いで6まで読んでしまった‥推しがオクタなので出てきた時のニヤケが‥ (8月3日 12時) (レス) id: 4bbc6a8f1f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:布教する猫 | 作者ホームページ:nhatev-hdfs yue1
作成日時:2022年9月24日 2時