エピソード96 ページ26
ジャ「アイツ死ぬ気か!?なんで先輩達に近づいてんだよ!」
ユ「リドル先輩!何か知ってるんですか!?(ボソッ)」
リ「…さっきAに、「自分がレオナ先輩の気を引く。隙が出来たらユニーク魔法をかけてくれ」と告げられたんだ。あの子は僕が首輪を付けられるよう、レオナ先輩の注目を自分に向けさせるつもりだ!(ボソッ)」
デュ「なっ…!」
グ「こ、子分…!」
殺気の籠った目で睨むレオナさんに向かって、私は話し続ける。
「…でも残念ですわ。実を云うと、私はある協力者によって犯行現場の映像を入手し、更にはそれを先生方に引き渡してしまったんです。もう既に此方に向かってきているでしょうね」
レ「ハハッ、んなわけねぇだろ…」
レオナさんの嘲笑いに、私は何も言わずにニコリと笑顔で答えた。すると、彼の顔がみるみる内に険しくなっていく。
レ「…本当なのか?」
嘘だ。でもここは虚像を言い張るしかない。
「…さぁ
…貴方、ご実家に良い思い出が無いのでしょう?」
レオナさんは目を見開き、歯を剥き出しにして唸った。
レ「何で……何でお前が、その事を…!」
子供が見たら確実に震え上がる程のレオナさんの威嚇に怯えていない振りをし、私はレオナさんの目を見つめて言う。
「ですが、安心してください。それを回避できる方法があります。
…ラギーさんを解放して、私を殺す事です」
ユ「な、何言ってるのAちゃん!?」
リ「まさかあんな方法で気を引き付ける気か!?危険過ぎる!」
ケ「リドルくんストップ!今ユニーク魔法撃っても防がれちゃうよ!」
レオナさんは呆気に取られるように驚愕した。心なしか、ラギーさんを掴んでいる手も少しばかり緩んでいる。
良し良し、この調子…
ラ「……は…?」
レ「…おい草食動物。正気か?」
「草食動物ではなくAです。
…私は貴方を助けたいだけですわ」
私は歩みを進めていく。彼らとの距離は既に1
「ラギーさんではなく私を殺す勢いで人質にする事で、「自身の寮生を人質にした」という肩書きは無くなります。そして、"計画の標的が、元々私だった"とすれば良いのです。私の知り合いに記憶を書き換える異能を持つ人がいるので、口裏合わせもパッチリですわ」
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布教する猫(プロフ) - コメントありがとうございます!いやぁめっちゃ嬉しいです!私も書いててニヤニヤしてしまうんですよ… (8月3日 12時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
アイカ(プロフ) - どうも初見です!このクロスオーバー好きすぎる!勢いで6まで読んでしまった‥推しがオクタなので出てきた時のニヤケが‥ (8月3日 12時) (レス) id: 4bbc6a8f1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:布教する猫 | 作者ホームページ:nhatev-hdfs yue1
作成日時:2022年9月24日 2時