エピソード93 ページ23
リドル先輩に首輪を付けられた他のサバナクロー寮生も抗議の声を挙げ始めた。騒ぐ彼らに対し、レオナ先輩は不機嫌に牙を向く。
レオナ「あぁ……面倒くせぇ……
黙れよ雑魚ども!」
レオナ先輩は腹立たしく叫ぶ。ゴム銃を構えていたAちゃんがすぐ反応して引き金を引いたけど、なんとゴム弾はレオナ先輩に効かなかった。
……いや違う。レオナ先輩がマジカルペンを振り上げて弾いたんだ!
「なっ…!」
Aちゃんが驚く中、レオナ先輩は一番近くにいたラギー先輩の腕を掴む。
その途端、寮の天気が変わった。
ラ「ぐえぇ…!!」
サバナクロー寮生「「うわああっ!」」
サバナクロー寮のマジフト場に突如として砂埃が舞い上がった。ラギー先輩含むサバナクロー寮生も私達も乾いた空気に苦しみ始める。
グ「な、なんだコレ?
鼻がかわく…目がいてぇ!」
ユ「…な、なにこれ…!?」
ちょっと!?サバナクロー寮ってこんなカラカラな砂嵐来るの!?
これじゃ口が乾いて死んじゃうよ!!
ジャ「寮の天気じゃねぇ!レオナ先輩だ!」
ユ「ハァ!?」
ジャ「レオナ先輩が触れたものが、全て砂に変わっていく……!?」
痛い目をなんとか開けて目の前を見ると、確かに砂嵐はレオナ先輩を中心として起こっていた。
しかも、険しい顔で腕を離そうとするラギー先輩とは対象に、レオナ先輩には何ともない。
レ「これが俺のユニーク魔法…[
皮肉だろ?なによりも干ばつを忌み嫌うサバンナの王子が持って生まれた魔法が…
全てを干上がらせ、砂に変えちまうものなんて!」
なんだか涼しい顔はしてないみたいで、どこか悔しそうな口振りでレオナ先輩が言うけど、苦悶の顔を浮かべるラギー先輩にその話を聞く余裕は無いみたいだった。
ラ「レオナ……さ………くるし……ッ!」
「ラギーさん!」
デュ「ラギーの腕にひび割れが!」
エ「まさか、人間も干上がらせられるのかよ!」
ど、どどどうしよう!
このままうかうかしてたらラギー先輩が危ない!でもこの砂嵐じゃあっちには簡単に近づけない!!
リ「レオナ!それ以上はやめるんだ!
[
リドル先輩は自分のユニーク魔法でレオナ先輩を食い止めようとする。
…だけど、レオナ先輩に向かっていた首輪はまた軽々しく弾かれてしまった
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布教する猫(プロフ) - コメントありがとうございます!いやぁめっちゃ嬉しいです!私も書いててニヤニヤしてしまうんですよ… (8月3日 12時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
アイカ(プロフ) - どうも初見です!このクロスオーバー好きすぎる!勢いで6まで読んでしまった‥推しがオクタなので出てきた時のニヤケが‥ (8月3日 12時) (レス) id: 4bbc6a8f1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:布教する猫 | 作者ホームページ:nhatev-hdfs yue1
作成日時:2022年9月24日 2時