エピソード91 ページ21
ケ「ざーんねん!
あれは俺のユニーク魔法[
レ「なんだと?」
ケ「オレ、ディアソムニアの寮服ちょっと憧れてたんだよね〜。着られてラッキーみたいな?」
ケイト先輩はレオナ先輩の気迫に物怖じしない程の、ものすっごいニコニコな顔を浮かべた。
…説明しよう!
まず、ケイト先輩のユニーク魔法、「
その"彼ら"を、マジカルシフト大会の入場行進に出場させる。
本物のディアソムニア寮の寮生は、Aちゃんの異能力[空間の番人]で作られた異空間に入って避難。機会を伺ってから登場する…。
名付けて、「ディアソムニア寮替え玉作戦」!
レ「おい、この茶番はどういう事だ」
リ「リドルから話を聞いてな。ひと芝居打たせてもらった。
こやつの能力で作られた「もにたー」という画面で外の様子も見れた。ゆえに貴様らの話も筒抜けでおったぞ?」
「えぇ。異空間でちゃんと聞きましたよ。
作戦が成功したと思って御祭りのように騒ぐ皆さんや、ラギーさんの過信した煽りの言葉、レオナさんが私の事を「赤髪のちっこい草食動物」と言っていた事も全て!」
Aちゃん最後私怨入ってるよ!
ラ「じゃ、じゃあ……マレウスは?」
ラギー先輩が震える声で聞くと、緑色の髪をしたいかつい顔のディアソムニア寮生が力強く答える。
緑髪の男「もちろんご健在だ!
先ほどの群衆の混乱も、全ての人間をコロシアムまで安全に魔法で誘導して下さった。感謝しろ!」
コイツ声うるさ……
ラ「そ、そんなのアリッスか!?」
ユ「へへーん!アリなんですよ、これが!」
「もう逃げられません。お覚悟を」
ラギー先輩を含むサバナクロー寮生が驚愕する中、皆はマジカルペンを、私はファインディングボーズを、Aちゃんはゴム銃を構える。
そうして、半狂乱した寮生の誰かにいつ襲われても大丈夫なように覚悟を決めたその時。
それを聞いていたレオナ先輩が、予想外の事を口にした。
レ「………………あー、もう良い」
………へ???
ラ「えっ?」
レ「やめだやめ」
今までの抵抗が嘘のように、レオナ先輩は意外にもあっさりと降参した。
突然の事に、私もラギー先輩も拍子抜けして自分の耳を疑う。
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布教する猫(プロフ) - コメントありがとうございます!いやぁめっちゃ嬉しいです!私も書いててニヤニヤしてしまうんですよ… (8月3日 12時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
アイカ(プロフ) - どうも初見です!このクロスオーバー好きすぎる!勢いで6まで読んでしまった‥推しがオクタなので出てきた時のニヤケが‥ (8月3日 12時) (レス) id: 4bbc6a8f1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:布教する猫 | 作者ホームページ:nhatev-hdfs yue1
作成日時:2022年9月24日 2時