ちょっと強くてちょっとヤバい異能力者は、魔法学校で様々な事をするようです (ページ10)

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エピソード2 ページ10

すると、みるみるうちにエースの顔が赤くなっていった。

エ「…もーいー分かった」

「あ、でもちょっと詰めが甘い所…」

エ「…だああぁもう！」

エースはゆでダコみたいな顔でAちゃんの口を塞ぐ。

エ「分かった分かった！
分かったからこれでおしまい！！」

「ふぁ、ふぁい(は、はい)……」

アララ～♪(((*≧艸≦)
褒めてもらえて良かったね～♪エース君？

エ「何笑ってんだよ！ユウ！( ｀Д´)/」

デュ「凄いなA……」

グ「エースばっかりズルいんだゾ！
オレ様の良いところも言え～！」

グリムがむくーと膨れて机をパシパシと叩いた。

「フフフ、かしこまりました。
…グリムさんは……」

…そして、時は流れ……
お昼ごはんタイムを過ぎ、ついに放課後になった。

Aちゃんは、ラブレターを貰った人に会いに行くため、植物園へと向かって行った。

私達は、その場の空気を読み自分達の寮へと帰って……

…行く訳ないじゃねーかぁぁぁぁ！！
+.ヽ(≧▽≦)ﾉ.+ﾟ

私はグリムに頼み込んで、ホウキで植物園へと運んで貰った。

着いてから速攻、私達がAちゃんを探しに裏の森に忍び足で入っていく。

グ「おい、本当に行くのか？」

ユ「当たり前でしょ！
もし告白した人がとてつもなく悪い人だったらどうするの！？(ボソッ)」

そう、これはあくまでAちゃんを見守るためにすること…
…決して個人的な理由で見たいという訳では無いのだ！
(・`д・´)

ユ「どこだ～？」

先に来ているAちゃんに見つからないようヒソヒソと探し辺りを見回すと、なんと、木の影から何かを見守るエースとデュースの背中が目に入った。

ユ「………ん？」

なんであいつらここにいるの……？

グ「エースとデュースじゃねぇか！！
おーい！」

あ、バカグリム！！大声出すな！！

エ&デュ「「グリム！？ユウ！？(ボソッ)」」

グリムの呼び声に反応した2人が、慌てて人差し指を口の前に当てる。

エ「静かにしろよ！Aに気づかれるだろ！？(ボソッ)」

えっ！？

慌ててエース達が見ていた先の方を見ると、確かにちょっと真剣な顔になっているAちゃんと、黒髪で高身長の生徒が真っ赤な顔でもじもじと立っている。

赤と黒の腕章……本当にあの人ハーツラビュルの寮生だ！

ユ「…あんたらも様子見？(ボソッ)」

デュ「俺も一緒にするな！エースに無理やり誘われて仕方なく……(ボソッ)」