エピソード1 両者、スラム生まれ ページ17
これは、「深紅の暴君編」が終わり、「荒野の反逆者編」が始まる前の話でございます!
(つまり、「深紅の暴君編」と「荒野の反逆者編」の中盤です!)
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ユウsaid
「これはまずい……本当にまずい……!!」
私はちょっとキレイになったキッチンで、頭を抱えて苦悩していた。
そう、私は今、異世界に行ったら必ずといって良いほどではないかと思うくらいの壁に直面している!!
……"金欠"という大問題に!!!!(OдO`lll)
ユ「はぁ………どうしよう……」
私は深いため息をついた。もう何回ついたか分からない。
今までサムさんがする怪しさ満天のお店のバイト金を貯めて使ってたけど、最近減りが早い。
(主にグリムが勝手に買ってきたツナ缶のせい)
しかも、追い討ちとなるかのように、買い置きしてた具材も段々減ってきている。カラス学園長から貰った支援金もあるけど、それももう尽きかけてるし……
(これもそれも、全部グリムがツナ缶買いすぎたせいなんだからなぁ!!!)
ユ「…相談……しようかなぁ……」
相談するとしたら、やっぱりあのカラス学園長。でも、あいつに頼るのは少し…というかめちゃくちゃ気が引ける。だから、ギリギリまで我慢はしたい。
(だって嘘くさいし、うざい)
けど、このままだと食費が厳しい……!
ユ「しょうがない、節約するかぁ……
…あーぁ、どこかに食費使わず、只で食べられる料理とかないかなぁ…(。´-д-)」
私は大きな独り言を呟き、もう一回大きなため息をついた。
ま、そんな料理、あるわけないよね……
…だが、私は気づいていなかった。
この、"大きな独り言"を、1人の少女がこっそりと聞いていたなんて
「……………」
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Asaid
「…さてと……此所ですね」
私は今、異能力で学園の運動場まで来ている。
理由はひとつ。食糧を取るためだ。
今日はご飯の手伝いをしようと台所に向かったのだが、そこでユウさんは食費が厳しいと嘆いていた。
ユ("あーぁ、どこかに食費使わず、只で食べられる料理の作り方とかないかなぁ…")
そんな言葉を聞き、私は居ても立ってもいられず、この運動場まで来たという訳だ。
「ユウさんにはいつもお世話になっているのですから、こんな時くらいお役に立てないといけませんわね!!」
私は拳を握りしめ、自分に気合いを入れ直す。
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布教する猫(プロフ) - タタリさんコメントありがとうございます…!オダサク最高!! (1月12日 22時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
タタリ - 夢主ちゃんとオダサクぱぱぁ、、、2人共幸せになってね、、、オダサク最高!! (1月12日 13時) (レス) id: cd26d993ce (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶 恵@副垢(プロフ) - 星猫さん» えぇ....(困惑) (2022年11月20日 20時) (レス) id: 5b2f0bd76c (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 布教する猫さん» 文ストの好きなキャラは何ですか? (2021年9月18日 11時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 布教する猫さん» スラム同士で仲良くして良かったです!お気に入りしました! (2021年9月18日 10時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:布教する猫 | 作者ホームページ:nhatev-hdfs yue1
作成日時:2021年4月3日 22時