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＿３ ページ3

．



小さな結晶たちは
やがて地面を埋め尽くし、街さえ白くさせる。








この冬空に舞う雪に、

ひっそりと願いをかけた。








なぁ

君は今、何してる？





君に会いたい。








だって









こんなにもこんなにも、

愛しているんだから。









君に言えなかったこの想いを
直接伝えないと

一生後悔したままだよ。









いつの間にか雪は静かに深く積もり、

街は、さっきよりも白一色になっていた。




その雪も、君に届くだろうか






．









「……きれい」







見上げる空は違えども、

この雪を君にも




見せたいんだ。









．









あの日のように。

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作者名：のらら | 作成日時：2017年7月23日 9時

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