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＿２ ページ2

．








「また暗い顔しとる。笑えって」



「…おん、ごめん」






照史に指摘され、
むりやり口角を上げてみる。








笑えるわけないやろ。

去年と同じように
笑える日なんか、来るはずない。





ましてや、君が隣にいないなんて
笑おうと思っても心の底から笑えない。





とても笑えないよ。








隣で何か話している照史。

全然耳に入ってこおへん。



そんなことよりも、ほら





音もたてずに空から降る華が
俺の肩に舞い降りた。






「見て、雪や」


「ほんまやぁ、すげぇ……って俺の話聞けよ！」


「ごめん、つい」







足を止めていた俺たちは、
また歩き始めた。

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作者名：のらら | 作成日時：2017年7月23日 9時

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