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二話 ページ2

〜食堂〜
玲羅「みっちゃん、何故fish?」

光忠「あぁ、近所のお婆さんにお魚貰ったんだよ。だから、お昼は鯖の味噌煮」

燭台切はそう言った。

玲羅「いや、此処ら辺にご近所さん居ないよね?絶対、町に行って買ったよね?」

光忠「とにかく、主さん鯖の味噌煮食べてよ?」

玲羅「いりこなら、食べるよ」

光忠「もう…分かったよ。そう言うと思ったから、はいオムライス」

光忠はオムライスを差し出した。

玲羅「流石はみっちゃん、こんな物分りのいい子を貰ったこと、つくづく神仏に感謝だ」

玲羅は嬉しそうに、オムライスを食べた。
すると、光忠は横にそっといりこを置いた。

玲羅「光忠さん、何してるンですか?」

安定「いりこ?」

光忠「いりこ、食べるんでしょ?」

光忠は満面の笑みで言ってきた。

玲羅「いや、オムライスにいりこは萎えるわ」

光忠「偏食の主さんが、いけないんだよ。魚介類は全部嫌いだし、野菜だって食べようとしないし」

玲羅「ハイハイ、すみませんでした」

清光「あらら…主、燭台切に負けたね」

玲羅「そうね、負けたわね」

安定「人間でも珍しいよね、これだけ偏食なのも」

堀川「口に合わないものはあるよね」

兼定「美味いと思うけどなぁ、鯖の味噌煮」

長曽祢「そうだな」

玲羅「止めて〜、新撰組の総攻撃」

鶯丸「魚は骨があるから、嫌いなのか?」

玲羅「味から全て」

石切丸「それはもうどうしようもないね、だけど努力しないとだよ?」

玲羅「そうね」

皆で話していると、光忠がとあることに気付いた。

光忠「そう言えば、歌仙さんは?」

鯰尾「確かに、来てないですよね?」

光忠「何処に行ったのかな?」

すると、歌仙が現れた。

歌仙「主!いい句が書けたんだ!見てくれないかな?」

玲羅「え、今忙しい。オムライス食べてるから」

歌仙「僕の俳句とオムライス、どっちが大事なんだい?」

玲羅「オムライス」

清光「主…」

玲羅「冗談だって…いいんじゃない?見た感じは」

歌仙「そうだろう?雪を題材にした句は、表現しやすいからね」

玲羅「今春だぜ?どっから、雪持ってきたの?」

歌仙「脳内だよ、思い浮かべるだけで、雪景色は美しい」

玲羅「ふぅん、凄い想像力だね」

玲羅はオムライスを食べながら言った。

玲羅「て言うか、私は俳句や短歌は専門分野以外なので、あまり分かりません」

清光「主、小説派だもんね?」

玲羅「そうそう」

続く

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作者名:神扇 | 作成日時:2019年11月29日 21時

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