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大我
大「よし。じゃあ今から検査の説明していくね？
まず、麻酔の注射を打ちます。そのあと本番の針を入れていくんだけど、これは麻酔が効いてるから痛くないよ。
そして、髄液っていう骨髄の液を摂ります。ここが一番Aに頑張って欲しいところです。そしたら止血して、おしまい。」
分かったかな？と横になっているAの目線に合わせて話すと、潤んだ目をしながらも頷いてくれて。
困ったように笑う北斗が、よしよしと頭を撫でると、まるでそれがスイッチの様に、Aの目から涙が零れた。
慎「A.....。怖いよなぁ。」
北「ん、それでいいんだよ。痛い怖い嫌だって、俺らに教えて？」
大「よしよし。偉いよA。
我慢して力入っちゃうと呼吸も苦しくなるからね？検査中も声出して泣いていいんだよ。なんにも迷惑じゃないからね？」
横になったままとめどなく涙が流れてるA。
頭側には北斗が立って、片手はAと手を繋いで、もう片手は頭を撫でて。
慎太郎はAの目線にしゃがんで、大丈夫と声を掛けている。時折肩を摩ったり。
俺は固定役だから、悔しいことに手を握ったりはしてやれないけど。
検査までの間だけでもと、腰の当たりを優しく摩る。
少しでも安心できるようにね。
暫くそうしていると、検査服に着替えた樹が戻ってきた。
樹「Aちゃん。今から検査をしようと思います。
先生も頑張るから、Aちゃんも力貸してね。痛いよ、怖いよって沢山泣いていいからね。
よし、頑張るぞ。」
樹が頭をひとなですると、少し大きくなったAの嗚咽。
隣の樹と目を合わせる。早く終わらせてあげたい。
樹「したら消毒していくな？ヒヤッとするよ〜。」
北「大丈夫よ。まだ痛くないからね。」
『んっく、んっ、こあいっ、んっっ、、、』
慎「うんうん怖いなあ。みんな居るよ、大丈夫大丈夫。」
樹「よし、じゃあきょも固定お願い。
Aちゃん麻酔していくよ。チクッとするからね。頑張れ。」
『んんっーー、、、！！っ、、、』
北「上手上手。痛いなぁ。偉い偉い。」
大「Aゆっくり息するよ。深呼吸ね〜。」
泣いていても、声が漏れても、
固定の俺要るのか？ってくらいに動かないA。
頑張れてるよってひたすら声を掛ける。
樹「よし。Aちゃんこれでラストだよ。
おっきい声出して良いからね〜。一緒に頑張るぞ。」
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七星 - 素敵な作品、楽しく読ませていただいてます。普段はあまり北斗先生に甘えない女の子ちゃん、何かがきっかけで北斗先生に凄く甘えてて欲しいです！ (1月12日 5時) (
レス) id: c70bbdc141 (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - この作品大好きでワクワクしながら読んでます！笑処置の時の声掛けの感じがとっても好きなので、きょもほくに応援されながら処置されたいです… (1月10日 3時) (レス) id: 479d70a6b3 (このIDを非表示/違反報告)
ｍaeｍae - 楽しく読んでいます！この作品読むとめっちゃ元気出ますね！ハマっちゃいました！笑これからも更新楽しみにしてます！ (2022年2月22日 20時) (レス) id: 9f41bc03db (このIDを非表示/違反報告)
菜穂(プロフ) - 素敵なお話をありがとうございます！！♡女の子が急変で高熱を出し呼吸状態が悪くなるといった重めの話見てみたいです♡ (2022年1月5日 12時) (レス) @page25 id: 565c0751e6 (このIDを非表示/違反報告)
愛結(プロフ) - いつも楽しく見てます！女の子がジェシーくんと2人きりの時に酷めの過呼吸起こしちゃうお話が見たいです (2022年1月5日 2時) (レス) @page25 id: af769e5929 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rena | 作成日時：2021年10月22日 20時
