亜沙さんとマネージャーは日々、前進中です。

てってれー☆ ページ7

その後。


「お、亜沙くんはAさんに肩枕をご所望ですか？」

「ん？」

何のことだろ？

と、ふと右を向くと、亜沙さんの頭が徐々にこっちに傾いてきています。

「えっ…。は？嘘でしょ。。。」


そして、数秒後。


亜沙さんの頭の重みを私の肩が感じ、

首にあたる亜沙さんの綺麗な髪の毛が少しくすぐったいなぁ、なんて思いながら

やっぱり寝顔が可愛いなぁと、寝顔を眺め、

「もう、亜沙さんったら。しょうがないんだから…」

と微笑んで、優しく頭を撫でてあげる。







…なんてことが出来たら良いのですが。

そんなに冷静にはなれません。


(ここからが現実です。)

おっふ。

ﾌｫｫｫｫｫｫｫｫ！！

ヤバし！！

逃げたい。逃げよう。逃げなければ。

きっとわたしの心臓が止まってしまう。

と、命を守るべく腰を浮かせると。

隣(亜沙さんとは反対側)の人に後ろから抱きつかれて固定されました。

ゆうこぉぉぉぉぉぉ！！！

これが今みたいな状況じゃなかったら

ｷｭﾝ←

ってなるのに。

ってか意外と力が強い。

さっき一瞬でもゆうこりんを神と崇めた自分を張り倒してぇ…

ゆうこりんも悪魔だぁぁぁ…

「離してください！ゆうこりん！！命の危険が迫ってます！！！」

「大丈夫大丈夫！このくらいじゃ死なないよ！！」

いや、死ぬわ。



「……俺、Aになりてぇ。。。」



「「「……」」」

おい誰だよ、向こうで不謹慎な思考を巡らせている筋肉ドラマーは。

ってか、

「はーなーしーてー！！！」

「拒否!!!」

「なんで…！」


ｶｼｬｯ☆


「……ん？黒流さん？」

黒「あ、すまん。つい体が勝手に。。。」

A「おい。」

『つい』じゃないでしょ。

町「お、見せて下さいな」

A「おい！」

『見せて下さいな』じゃないでしょ。

黒「結構良いのが撮れた！」

A「おい！！」

…『結構良いのが撮れた！』じゃないでしょ！

嬉しそうに言うな！！

でも…

正直に言うと写真見たい。

スリーショット…

ゆうこりんと亜沙さんの寝顔とスリーショット。

(黒流さんに後で見せてもらお。)

自撮り講座~！！o(^-^o)(o^-^)o→←NE☆ GA☆ O！！

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