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Aside
「えぇ、最悪…」
大学3年生、就職やらなんやらでやる事がもう既に多い
それでも頑張ってなんとか終わらせて明日から夏休み！って時に
「雨降ってんなよ！」
《まあまあ降ってるね笑》
隣で呑気に笑ってるのは川崎柚輝(ゆずき)
大学に入ってからの親友、めっちゃ美人
「誰か迎え来てくれるかな…」
《やめなさい。まだ夏休みじゃないんだから早々に交わらない》
「交わるって笑」
まぁさ…ほら、そういう相手がね、、私にはいるからさ。
《走るか〜》
「え？！」
《だってうち走ったら15分くらいだもん。弟もそんぐらいだから走るハメになってんのかな〜うける》
いや、なんもうけない
「ゆずきは良いけど私は電車乗るし！」
《じゃあとりあえずうち来たら？》
「え、いいの？」
《うん。休んでたら雨止むかもよ》
「あざっす」
何気にゆずきの家行くの初めてだな
《よし！行くよ！》
「いやああああ」
ゆずきに腕を引っ張られて雨の中猛ダッシュ
《着いたよ》
「家でかっ！」
まあまあ良い家とは聞いてたけど、すんごい良い家
「お邪魔しまーす」
《はーい、こっちこっち》
ゆずきに案内されて脱衣所に入る
《タオルここにあるやつ使って》
「うわ、ふわっふわ」
《着替え持ってくるね》
「ありがと〜」
ゆずきが脱衣所から出て行って私はトップスを脱ぐ
うわぁ、薄着だったからブラもちょっと冷たいな…
今日はお気に入りの真っ赤なやつ付けちゃったなぁ
後悔しながらスカートに手をかけたその時、脱衣所の扉が開いた
「え、」
『っ…！！』
扉を開けたのはゆずきではなく、初めましての男の子
「あ、えっと…」
まさかの状態にお互いフリーズしてしまっている
少し経って今自分が上半身下着姿なことに気がついた
「あ、ごめ」
『うわああああああああああああ！！！』
「え、ちょっと！」
男の子は私を見て叫びながら階段を駆け登って行った
《うわ！え、皇輝？！》
2階にいたゆずきが駆け降りてくる
《なに？！なにがあった？！》
「いや、なんか…ごめん」
私の姿を見てゆずきは察したような顔をした
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作者名：Ageha | 作成日時：2022年7月31日 19時
