検索窓
今日:10 hit、昨日:17 hit、合計:31,417 hit

説明 ページ35

お館「そうだね、どこから話そうか。」



お館様がふわっと微笑まれる。野球部員らに、どこから説明して欲しいか問いているような…。



倉「なんで由奈は捕まった。」






警戒心と共に発せられたその言葉に、やっぱりそこからだよな、という空気が流れる。
お館様はまた少し笑って口を開いた。






お館「この隊には"隊立"という最低限のルールがあってね、それは事前に知らされるんだよ。木村由奈は、その隊立の中でも1番やってはいけないことをした。」






お館様の表情が、すっと真剣になる。先程まで柔く微笑んでいらっしゃったが、今の表情は怒りだ。





お館「自分の名声欲しさに、他人を陥れ殺した。それは、この隊で最も犯してはいけない罪だ。他にも、隊のお金を盗んだり、鬼に情報提供をしたり…かなりの隊立を犯しているよ。」





信じられない、そんな顔をしている選手達も真実は分かっているのだろう。ただ、その事実を受け入れられない。






降「その鬼っていうのはなんですか。なんでA先輩が隊に入ってるんです?」


お館「鬼…人を殺して喰う化け物の事だよ。平安時代からずっと存在している。ただ、普通に暮らしていれば遭遇率はそう高くはない。だから、あまり信じて貰えないんだ。」






沢「なんで先輩が隊にはいっているんですか?」






…。




沈黙が流れ、数分後お館様がこちらを見る。"話してもいいか"と聞いているようだ。

嫌だが、さすがにこのまま無視は出来なさそうだ。


かと言って、お館様にこの話をさせるのも気が進まない。






『私が話します。』






…自ら話すしかないか。

雲行き→←柱合裁判3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (47 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
107人がお気に入り
設定タグ:ダイヤのA , 鬼滅の刃
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:空気 | 作成日時:2020年7月20日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。