柱合裁判2 ページ33
夢主side
さすが珠代さんの血気術。木村がどんどん白状してくれるじゃん。
カナエさんを殺すために鬼と手を組んだこと。
他の何名もの隊士の手柄を奪って柱になったこと。
気に食わない隊士は殺していたこと。
挙句の果てには鬼にまで堕ちたこと。
まあ、白状してからすごい恐る恐るこっちを見て、いや、正確には選手達かな?
"これは違う"とか、"こんなことしてない!"とか、見苦しい弁解をしてたけど、誰1人信じないからね、そんなの。
それで、極めつけにこの前録音しておいた音声を流した。
"貴女達がいなくなれば、鬼殺隊はかなりのダメージを負うでしょ?たとえそこの甲の隊士だろうと。
胡蝶の妹なんだから。栗花落、あんたが消えたら胡蝶を消したも同然よ。"(11ページ参照)
だっけ?
これで信用は一気にコチラに傾いた。チョロいな。
お館「さて、自白もしてくれた事だし、処罰を考えようか。」
不「考えることは何もねェ。万死に値する。」
煉「不死川の言う通りだ、殺す他ない!」
いつになく、真剣な顔をして煉獄さんと不死川さんが発言する。
胡「私的には、毒の実験に使いたかったのですが…。まぁ、いいです。新作の毒で殺しましょう。」
甘「気に食わないから殺すなんて…こんなの、許せないわ。木村由奈、あなたには全くキュンキュンしない。」
冷めた目で木村を見る胡蝶さんと甘露寺さん。
冨「木村には、木村がやった事相当の処罰を加えるべきだ。…よって頸を斬る。」
宇「地味で陰湿で、最低な行為をした奴だ。殺す他、ねぇだろ。」
伊「ああ、殺そう。」
とてつもない殺気を放つ冨岡さん、宇髄さん、伊黒さん。
悲「ああ、殺してやろう。己の罪を受け入れるべきだ。」
時「僕も殺すのに賛成。でも木村、僕はお前が死んでも絶対にお前を許さない。」
いつも通りに見えるけど、とてつもない憎しみを抱く悲鳴嶼さんと時透くん。
ふと、お館様が私の方を向いた。
お館「Aはどう思う?」
『私は…』
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作者名:空気 | 作成日時:2020年7月20日 14時