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まねーじゃー ページ4

“まねーじゃー”?

確か…女生徒の中に、そんな人がいたような…。
屋敷に帰ったら辞書ひかないと。



御「倉持か。お前、別のクラスじゃなかったか?」

倉「お前いじりに来たらお前が女子と喋ってたんだよ。」

御「いじりに来たって何だよ。」




仲いいのか…?この二人。悪くは無いんだろうけど。



『その、“まねーじゃー”は何をするんですか?』

倉「ドリンク作ったり、洗濯、それから、スコアブック書いたりだな。
あ、敬語外してくれて良いから。」

御「頼めるか?今ちょうど夏だし、練習ハードだから、人手不足らしくてさ。
あ、俺も敬語外してくれて良い。」



ふーん。行ってみるか…。
“まねーじゃー”?が何なのか、気になるし。




『わかった。…やる。』

倉御「「よっしゃ!」」

御「じゃあ、部活の時間、一緒に監督っとこ行こーな!」




野球部…。稀血が多いと聞いたけど。まぁ、鬼の活動は夜だし、私の正体が気づかれることは無いだろう。

感情をうまく制御して、任務をこなすんだ。


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お館さまSide


今日は、Aの入学初日だ。

あの子は、家族を喪ったショックで感情を出さなくしてしまった。

学校生活などで、感情を出せるようになれば…と思い、Aを入学させたが大丈夫かな?





私はもう永くない。Aの心からの感情を、生きているうちに見たいな。

いつも頑張っている姿を知っているから、私はAの心からの笑顔が見たいよ。

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作者名:空気 | 作成日時:2020年7月20日 14時

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