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木村side ページ29

木村side




胡「さてと、私達がここに来たのは…木村由奈さん、貴女が1番よ〜く分かっているでしょう。」





ッ!!胡蝶…!

なんでこんなに早く柱が来てるのよ!
光波達が私のことを鬼殺隊に報告したとしても、こっちには選手達がいるんだから、もっと慎重に動くはずなのに!



っ、こうなったら





木村「だ、誰…。」




宇「"誰…。"じゃねぇよ。」

義「己のしたことは己が1番よく分かっているだろう。」






人違いだとは思わせられなかったか。まあでも、選手達は手の内だし、なんとかなる。





純「あ?誰だよてめえら!木村に用があんのか?」

亮「それに、普通に用があるようには見えないけど。」





ほーら。上手くいった…。



…え?胡蝶が消えっ…






胡「木村由奈さん。これ以上の無駄な抵抗はしない方がいいですよ。」





いつの間にか後ろに回って、私の頸に刀を当ててくる。
このままじゃダメだ。




ドンッ!!






!!




胡「っ…」

御「由奈に手ぇ出すな。」






さっすが御幸一也。私の一番のお気に入り。






木村「御幸くん、怖かったよぉぉ…!」





ほーら、こうやって泣きついとけば…。






御「ここは俺らが何とかするから逃げてて。倉持、一緒に行ってやってくれ!」








思った通り♪







稲実部員1「俺らも協力するぜッ!!いくら他校とはいえ、マネージャーを助けんだったら協力する。」





あら、これは予想外。ふふ、鬼殺隊は、一般人には刀を抜けない。手を出せない。


なら、こっちには来れないはず。






でも忘れていた。てっきり"あっち"にいると思ったのに。
柱がもう1人いることに。光波A…光柱の存在。







木村「あっ!」








ベンチの出入口付近にいた光波に、見事に足を引っ掛けられてしまった。倉持が怒り、光波を蹴ろうとする。

っ、早くしてよ倉持!




倉持が光波に手刀をくらい気絶し私は光波に捕らえられた。こんな屈辱あんまりよ。



くそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそ!!!!!!!!!!!!!!!!




今度こそ上手くいくと思ったのに!

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作者名:空気 | 作成日時:2020年7月20日 14時

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