鬼殺隊 ページ24
カルロスside
国「話が読めないんだが?」
初めて監督と気があった気がする。((
光波が刀を鞘にしまってもまだ、全身の細胞が震え上がっていた。
てか、鳴は何か知ってんのか?
国「まず、"鬼殺隊"とはなんだ?」
『鬼を殺す組織です。』
鬼?
DEMON?←←
そんなの、いるわけねぇじゃんよ。鬼なんて、おとぎ話かなんかの世界だろ?
『鬼は、基本的に夜行性です。鬼は本能のままに人を殺し、そして喰う。』
カル「俺たち、夜バット振ってても何も出てこないぜ?」
『そりゃそうだ。ここらの鬼は、私達が殺しているからな。』
…?わからん。全くわからねぇ。
監督も部長も白河も俺も、頭にはてなマークを浮かべる。
『大抵の鬼はさっきも言ったように、本能のまま人を殺す。捕獲し、改心させることは不可能な生き物だ。』
そう言って光波は目を伏せる。
『だから、殺すしかない。』
数分間沈黙が続いた。
鳴「俺…」
沈黙を破ったのは、今まで黙っていた鳴。
鳴「俺、鬼に会ったことあるよ。」
は?
鳴に視線が集まる。
鳴「確か6年前だった。
…正気を失っているような生き物で、人間の生首を持っていた。口からは血が出てて、人の手を咥えていた。」
そんなグロテスクな…。
鳴「いざ、殺されるって時に助けてくれたのが、Aだったんだ。
最初は、なんの躊躇もなく、首切ったからさすがにビビったよ。
でも、AやAと一緒に来てるそこの5人とかに説明受けて、やっと鬼の存在を理解したんだ。」
なるほどな。だから鳴は何か知ってるような顔してたのか。
白「じゃあ、鬼はいるんだね。」
『ええ。』
国「わかった。話を進めよう。その後ろにいる5人は?」
すると、暗い顔をして黙っていた5人のうちの4人の奴らが口を開いた。
炭「竈門炭治郎です。Aと同じく鬼殺隊の隊士です。」
善「俺も鬼殺隊の隊士、我妻善逸。」
カ「同じく、栗花落カナヲ。」
玄「同じく、不死川玄弥。」
残りの1人は、まだ口を開かない。猪の被り物をした奴だ。
『伊之助、挨拶。』
どうやら伊之助という名前らしい。
光波が挨拶を促してもムスッとして口を開かない。
伊「こいつらも、アイツらと同じかもしれねぇんだぞ!挨拶なんかするかッ!!」
そう言った伊之助は、俺たちをキッと睨んだ。
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作者名:空気 | 作成日時:2020年7月20日 14時