転校生 ページ3
御幸(現在1年)Side
先生「えー、転校生が来ます。」
その瞬間、教室がガヤガヤし始めた。
ちなみに、俺はチャラチャラした女子は嫌いだ。
ベタベタ気持ち悪い。
男子で野球できる奴、入ってこねぇかな〜。
先生「静かに!じゃ、入って来て。」
コツコツ コツコツ
ドアから見えたロングの髪。
あーあ、女子かよ。
てか、まだ1年なのに転校とかあるんだな。転勤族か…?
俺は転校生の顔を見てみた。
整った顔だった。美人系?って言うんだっけか?
なんにせよ、俺が嫌いなチャラチャラした女子ではないようだ。
『光波Aです。よろしくお願いします。』
マジでビビった。
先生に自己紹介を促され、声を発した彼女は、彼女の声には、感情がまったくと言っていいほど感じられなかった。
休み時間に声でもかけてみようかな。
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ASide
休み時間になると、たくさんの人が集まってきた。
暑苦しい。
宇髄さんや煉獄さんなら、暑苦しいとは思わないけど、一般人だと、少し嫌悪感を抱くようだ。
まだまだだな。しっかり感情をしまわないと。
「ねぇねぇ、彼氏いるの?」
「どっから来たの?」
「今度、一緒にタピオカ飲みいかない??」
たぴおか…?何それ。
まぁ、どうでもいいけど。
それにしても、この質問達は、答えてほしいのか…?答える暇も無いのだが…。
「ねぇねぇ。」
人が散ってから喋りかけられる。
くるっと横を向と、確か…“御幸一也”…?青道の“捕手”ってやつがいた。
捕手って、学校の中の地位みたいなものか?代名詞的な…。
御「俺、御幸一也。よろしく。部活、どこ入るの?」
あ、そうだ。部活。どこにしよう。
剣道…いや、下手に目立つのは良くないな。
射撃?
いや、それも駄目。
御「決めてねぇの?」
『はい。』
お館さまには、“好きなの入って良い”って言われたけど、部活ってそもそもよくわからないし…。
「じゃあ、野球のマネやれば?」
頭上から声が降ってくる。
「よっ!俺、倉持洋一。よろしくな!」
資料にいたな、この人。ヤンキーっぽい見た目な人((
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作者名:空気 | 作成日時:2020年7月20日 14時