マネージャーは鬼殺隊の柱【ダイヤのA×鬼滅の刃】 (ページ13)

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変な子ページ13

グラサン…監督のこと？

上の人をそんなふうに言うなんて、変な子。伊之助みたい。

それにしても、あんなデタラメに走って、馬鹿みたい。あんなんじゃ、筋力も脚力も、鍛えるのに相当時間かかるよ。

『ねえ。』

1年の子の前に立ち、顔を覗き込む。
あ、1年の子尻もち着いちゃった。

「ってぇ、いきなり何すんだ！」

『あぁ、ごめん。私は2年の光波A。あなたは？』

私は相変わらず無表情。相手も相変わらず不貞腐れてる。

「…沢村栄純。」

不貞腐れながらも答えてくれた。やっぱちょっと伊之助に似てる。

「それで、何なんすか、いきなり。」

『走り方。』

「え？」

『その走り方じゃ、着く物つかない。脚力も、体力も。着くには着くけど、相当損してるよ。』

「損、してる？どいうことっすか？」

沢村くんは立ち上がり、少し首を傾げた。