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「それじゃ、大木。
ちょっと手伝ってもらえる？」
「はい」
バスの中には、
大きな袋いっぱいに花火が入っていた。
「やりやすいように、全部
取っておきたいんだよね」
「分かりました」
キレイに固定された花火を一つ一つ取って
種類別に並べていく。
「あのさ。
大木と山田って、
付き合ってるの？」
「えっ？
先生まで
そんなこと言うんですか??
付き合ってるわけ
ないじゃないですか！」
「そっか…」
先生にまで昨日の夜の噂伝わってたのは、
なんか嫌だな。
「あっ。そろそろ時間なんで、
部員達に着替えるように言ってきます」
「待って、大木」
「…っ！？」
引かれた腕に、バランスを崩した私を
先生の唇が受け止める。
「元教え子に、手出しちゃダメって
分かってんだけど…
俺、
大木が好きだ」
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作者名：MEG | 作成日時：2019年8月18日 23時
