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「なんなのよ、もう…」
人差し指が触れた唇を触りながら
少女漫画チックな黙らせ方に
思わずキュンとしている自分に
いらだちを感じていた。
「まぁ、そんな膨れんなって」
「有岡先生、、」
不機嫌な私の肩に手を置いて、
困ったように笑う。
「山田の言う通りだ。
大木は本当
休むことを知らねぇんだから」
「部員が頑張ってるのに、
休めるわけないじゃないですか」
「そんなこと言ってるから、
高３の時倒れたんでしょ？
これ"も"、覚えてない??」
イタズラっ子みたいな笑顔でそういう先生に
覚えてない夜のことを思い出して、
顔に熱が集まる。
「なっ、覚えてます！」
「へへっ。わりぃ。
ちょっとからかったわ」
そういえば、あの時…
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作者名：MEG | 作成日時：2019年8月18日 23時
