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第44話 ページ45
怖さに押しつぶされそうになりながら、
ようやくたどり着いた車の助手席で、
体育座りに顔を埋めて、
震ながら待っていた。
どれだけ時間が経っただろう…
コンコン
窓を叩くその音に、
体が固まる。
もし、大貴じゃなかったら…
コンコン
嫌な想像ばかり膨らんで、
私は耳を塞いだ。
「ちょっ、おーい!」
コンコン コンコン
「俺だから!開けて〜」
聞き慣れた声に、
反射的に顔を上げると、
いつもの笑顔をとらえた
主「大貴…」
だんだんボヤけていくその顔が、
驚いたように、目を見開いた。
有「ちょっと、ちょっと!!
泣く前に開けてよ〜」
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作者名:MEG | 作成日時:2016年12月8日 22時