School・Vanpaia ~A.D~ (ページ44)

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第43話光side ページ44

有「さーてと！」

Aの背中を見送って、
彼は振り返った。

有「大人の話をしようか？八乙女光」

いつもの愛嬌のある顔が、
殺気立っていた。

有「Aに、何した？」

光「何って…血吸って、
ちょっと身体触っただけだよ､､」

当たり前のようにそう言うと、
絶望的な顔をする、有岡。

有「身体を…触、った､､？」

光「そうだよ！
お前だって何度もやってるだろ？」

有「お前…!!許さねぇ!!」

光「えっ？なんだよ??まさか、まだ…」

有「ﾔｯてねぇよ!!」

…なんだよ、それ。

だから、あいつ、
あんなに嫌がったのかよ､､

有「せっかく…せっかく、とっておいた、
Aのハジメテが…､､」

そう言って、その場に崩れ落ちて、
頭を抱える。

光「ったく、いつまで焦らすんだよ。
こんなことじゃねぇだろ？
お前が言いたいのは」

そう言えば、
ニヤっと悪い顔で立ち上がって､､

かと思うと、
いつものアイドル顔を俺に向ける。

有「おっ、正解！
さて、本題に入りますか♪」

光「はい。煮るなり焼くなり、
好きにしてください」

こいつの力だと、
俺だけじゃなく俺の一家ごと、
処罰することもできる。

覚悟は、できてた。

有「う～ん…肉、付いてねぇから、
美味しくなんねぇだろ？」

光「えっ？」

有「Aに2度と関わらない。
それだけ、約束してくれればいいよ」

そう言ってニコッと微笑む。

光「まじで､､言ってんのか??」

有「マジマジ！少しの間だったけど、
Aが楽しそうだったからね！
普通だったら刑務所いれるんだろうけどさ
俺ってやっさし～♪」

そう言う有岡に、言葉を失っていると､､

有「じゃあ、A待ってるんで！」

と、去っていった。

光「…ﾊﾊﾊｯ」

バッカみてぇ。

けど、面白いヤツだよ。

有岡先生。