School・Vanpaia ~A.D~ (ページ34)

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第33話ページ34

光「えっ！有岡が契約を破棄した！？」

昼休み。

誰もいない屋上に光の声が響いた

光「ありえねぇ…」

主「それだけじゃなくて、
なんか執事の圭人さんと険悪ムードで…」

光「執事って、この前庇ってたやつ??」

主「そう。なんか、私の血が
どうたら言ってたんだけど、
なんなんだろう??」

光「Aの血､､ね…」

急に真面目な顔をして、考え出す光。

光「ねぇ、試しにちょっと飲んでもいい？」

主「いい、けど…」

そう答え終わらないうちに、
首筋に痛みが走る。

ｼﾞｭﾙｼﾞｭﾙ…

ｼﾞｭﾙｼﾞｭﾙ…ﾌﾟﾊｯ

"どうだった？"
その言葉は、出せなかった

光「こりゃ、たまんねぇな…」

そう言う光の不敵な笑みが、
私の身を凍らせた

主「ひか、る…？」

光「んっ？あぁ、ごめん
とっても美味しかったよ♪」

頭を撫でる優しい温もりは、
いつもの光で…

気のせい、だった？

そう思うことにした。