School・Vanpaia ~A.D~ (ページ26)

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第25話ページ26

圭人さんの言葉が引っかかったまま
迎えた、放課後。

あんな、性悪ヴァンパイアの気持ちなんて、
理解したくも無いはずなのに…

"俺、お前が好きだ！"

あの日の言葉が、あの日の大貴が、
頭の中を支配する。

「…ーい、」

光「おーい、A？」

主「あっ、ごめん。
ちょっと、考え事してた…」

心配そうな光がジーッと私を見た後、
少し悩んで、口を開いた。

光「あの､､さ…
有岡先生と仲直りしないの？」

主「…それは､､」

光「実は俺、先生に頭下げられたんだよ。
"Aをよろしく"って､､」

主「えっ…？」

光「お前は気付いてないかもだけど、
有岡先生、痩せて顔色も良くないじゃん??」

言われてみれば、
最近、元気が足りなかった気がする…

光「ヴァンプにとって、
人間の血は大切なんだよ
同じヴァンプとして、見てられない…」

主「私…行かないと！」

光「うん。また明日ね？」

主「ごめん、光。また明日！」

"お前、最近顔色悪いぞ！！"

"まぁ、良かったじゃん？
友達、出来たみたいだし??"

大貴は、いつも、
私のこと見守っててくれた。

有「えっ､､A！？」

久しぶりに真正面から見た顔。

ゲッソリ痩せた頬､､
目の下のクマ､､
なんで、気づけなかったんだろ…

主「ごめんなさい、大貴…
ごめんなさい！」