第23話 ページ24
主「お待たせ、ひ、光///」
光「おう!ヘヘッ、まだ照れてんのかよ笑」
付き合い始めて、3日。
まだ呼び慣れない、呼び捨てに、
"かわいいなぁ"って、目を細める彼。
幸せだった。
1日中彼のことばかり考えて、、
光「なぁ、A。キス…してもいい?」
いつもの別れ道。
手を離してくれない彼は、
躊躇いがちに、そう言った。
"俺、Aが好きだ!"
"もう、我慢できねぇんだよ、、"
あぁ!
なんで、思い出しちゃうの〜
思い出してしまった、嫌な記憶を
かき消すように、思わず、首を振る。
光「あっ…嫌、だった?」
主「違う!!」
焦って出てしまった大声に、
目を丸くする、彼。
主「そうじゃなくて、、
その…えっと…んっ!?」
説明しようと、言葉を探す私の唇は…
塞がれた。
目を閉じる間もなく、離れた唇。
光「ごめん、、。
有岡先生に先越されちゃってるのかな?
とか想像したら、我慢できなくて…」
心を読み取られてるようで、
思わず俯く。
光「やっぱりか〜!
でも…そのキス、ノーカンでしょ?」
クイッと持ち上げられた顎。
光「ほら。目、閉じて///」
手で瞼を覆われると共に、
さっきより熱く、甘く、
余裕のないキスが落とされる…
「お前ら〜!!」
甘い時間に響いた、やけに通る声…
「路チュウは、校則で禁止されております」
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作者名:MEG | 作成日時:2016年12月8日 22時